淀川水系河川整備計画の策定に向けての取り組み

皆さまからよせられたご意見

ご意見   大阪府茨木市 / 匿名

思いついたことを書いてゆきます。良ければ参考にして下さい。
治水や利水に関する資料というものは、簡単に揃えられるものではないと思います。理想を言えば、過去一万年分ぐらいの資料が揃っていれば、異常渇水の資料も満足できるでしょう。しかし冷静に考えてみればわかることですが、そんなことは絶対無理です。コンピューターが発達した現在だから、資料を統計の型にまとめられるのであって学校教育万能の現代日本人が考える程、前例なんて思うように揃えられません。
結局「よくわからんけど、こうしておこう。」とドンブリ勘定で、政治判断するぐらいしか方法がない場合が多いと思います。「参考書もないために、勉強も進まないような試験をするのは理不尽だ。」と言っても、人間のすることは、よくわからないが決めないといけないことの連続です。理論は過去にしかあてはまりません。「厳密に計算できないから、やめる。」というのも、ひとつの選択ですが、大きな責任がかかった問題で、そんな結論を出すのは、私は無責任だと思います。「資料のないことはわからない。」と言うほうが、まだ、誠意があります。 野心的で難しい課題を検討しているのですから、結論を一つに絞れないことは特に不審なことではありません。結論がでないなら、各論併記で意見集約するのが知的正直さであり、政治判断をするのでもない限り、それでも一向に構わないのです。 自然相手の話だから、わからないことがあるのは恥ではありません。人間相手でもわからないことはいくらでもあるぐらいです。大学受験や公務員試験のように答えがひとつに絞れることは極めて少数の例外です。いくら頭をひねって、対論してもわからないことや結論の出ないことがあるのは当たり前なのです。現在の日本では、話し合いや議論には必ず結論がすぐに出るとマルクス主義みたいなことを考えるのだが常識みたいになっていますが、世界のどこの国でも、過去のいつの時代にも、議論をしても結論が出ないので、支配者が諸般の事情を勘案して、勝手に決断する例はいくらでもありますし、決断すらできなかった例もあります。 過去のアメリカ大統領が金平価を1オンスあたり35ドルに決めたことがありますが、学者がいくら議論しても、収斂しないので、大統領の政治責任で勝手に決めたのです。今ではニクソン大統領が、金平価を廃止して、変動相場でドルの価値を決めていますが、これも政治判断です。変動相場で困る人はいくらでもいますが、他にどうようもないので、皆我慢するしかありません。 現在の中央政府と、地方自治体の財政の状況では、計画の全部はできそうもないことはだいたい決まっていますが、混乱を避けるためには多少の負担は耐える余地はあります。狭い低地に多数の人口が集中しているので、混乱が起きると深刻なものになってしまうからです。阪神大震災で、関西があれだけ没落したのですから、大きな水害や水不足があると、地域社会にとって、止めの一発として効いてきます。特に、大阪の社会が崩壊の過程に入ってきています。穏やかな崩壊で、縮小の方向で、社会の再編を目指したいところですが、急激な崩壊で、略奪、暴動が発生してしまうのは何としても避けたいところです。 人間が関わる要素があると、合理性だけでは割り切れません。政治の権威で決めなければならない案件に、専門家が立ちはだかるのは、余程深刻な理由がない限り、避けるのが、役割分担というものです。専門家にもそれ相応の情報は集まって来ますが、政治家には責任に相応しいだけの情報が集まってくるものです。中には触れたくないものも含まれます。専門家は専門分野だけを見ていれば済みますが、政治家は事実上無限責任です。 議論が収斂しないということにはそれ相応の理由があります。たいていの場合、その理由は、いくら頑張ってもどうにも動かない理由です。もちろん頑張ってもいいと思います。しかし、結果は誰にも保証できません。 環境保全の技術はまだまだ未発達なので、それからの展開次第で、治水・利水にも新しい展開が期待できるとは思います。予想外の展開はこれからあるかも知れません。可能性は確かに否定はできません。検討の余地はのこっているとおもいます。ただ今すぐ結論が出て来ないというだけです。 新しい技術が生まれてくるときには、誰かが「こんなことをしたい」と声をあげ続けているという場合もあります。必要から発明が生まれることはあります。アルゼンチンが冷凍船を発明したようにです。 その場合は粘り続けたことが、結果を出したと言うことができます。 

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