淀川水系河川整備計画の策定に向けての取り組み

皆さまからよせられたご意見

ご意見   三重県伊賀市 / 城本 曉

 「淀川水系流域委員会の意見書に左右されず、川上ダムの早期建設をお願いします」

 平成20年4月22日にまとめられた同委員会の意見書は、洪水被害の軽減を切望している流域住民の意向を完全に無視したもので、流域住民とは言えない評論家的な人々が議論した机上の論理にすぎないものと考えます。
こうした流域に暮らす住民の意思とはかけ離れた見解を尊重するとすれば、それは住民の生命と財産を守るという国土交通省の使命を否定するものです。ぜひ同委員会の意見書に影響を受けることなく、流域住民が待望している川上ダムを早期に建設していただきますようお願いします。
因みに、今回の意見書に関しては、三重県の野呂昭彦知事も、同県伊賀市の今岡睦之市長も、次のとおり川上ダム建設推進の見解を示し、新聞記事として取り上げられています。これが本当の流域住民の意向ですので、ぜひ弱い立場に置かれた流域住民の要望をお汲み取りくださいますようお願いします。
  
【三重県 野呂昭彦知事】
○「川上ダムは伊賀地域の浸水被害の解消と水道水源の確保に向けて、必要な施設と認識しています。そのため、河川管理者である国に対して、川上ダムを河川整備計画に早急に位置づけ、一日も早い川上ダムの完成に向けた事業進ちょくが図られるよう求めていきます」とのコメントを発表した。(平成20年4月24日伊勢新聞)
○野呂昭彦知事は二十四日、定例記者会見を開いた。国の諮問機関「淀川水系流域委員会」が川上ダム(伊賀市)など「四ダム建設を認めない」とする意見書をとりまとめたことについて、野呂知事は「大阪地域の視点だけで議論されており、理解できない」と反発した。
 野呂知事は「意見書が正式に出された段階で内容を評価したい」としながらも「大阪地域への影響が少ないから、ダムは必要ないというのはどうか。伊賀地域の洪水被害に配慮した議論ではなく、残念だ」と不快感をあらわにした。
 その上で「川上ダムは伊賀地域の浸水被害の解消、水道水源の確保のために必要な施設」と改めて強調。「水没地域の人たちが苦渋の選択をして国の治水計画を受け入れた経緯もある。一日も早く着工してもらえるように国に求めていきたい」と述べた。(平成20年4月25日中日新聞)

【伊賀市 今岡睦之市長】
 国土交通省近畿地方整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」(宮本博司委員長)がまとめた、川上ダムなど四ダムの建設を認めないとする意見書について、川上ダム建設予定地の今岡睦之伊賀市長は二十三日、市役所で記者会見し「流域住民の気持ちを逆なでしている」と不快感を示した。「早急なダム建設を求めていく」との考え。ダム建設で、ふるさとを離れることを余儀なくされた住民らは「何を今さら」と憤りの声を上げている。
 今岡市長は、意見書が川上ダムを建設しなかった場合、戦後最大規模の洪水でも、同市八幡町地点の最大流量は十六センチ超過するだけで「洪水時の水位の変動幅やモデル誤差の範囲内」としていることについて、「けしからん話。そもそも川上ダムの建設は伊賀盆地の下流の治水からスタートしているのに、水があふれて人が死んだら誰が責任をとるのか。流域住民を差別している」と厳しく批判。
 その上で「流域住民らは、国のために先祖の墓まで掘り返して嫌々立ち退いたりしている。一センチでも十六センチでも水位が下がるのであれば、ダムは必要」と述べた。
 宮本委員長が同整備局河川部長時代、川上地区の住民らの説得に当たっていたことにも触れ「今さら『ダムはどうでもいい』というのは、一人の人間として支離滅裂」とばっさり。「委員らに支払われた報酬は、すべて水道料金に跳ね返ってくる。工事の遅れは住民らの生活に直結する問題なので、早くダムを建設してほしい」とも話した。(平成20年4月24日伊勢新聞)

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