淀川Q&A
河川の利用について
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水生生物採集の法について (2008年05月02日(金)大阪市/大学生)

私は、水生生物に興味がわいて、個人的に遊んでいます。

イタセンパラの保護により、タモ網を自粛し、他の方法切り替えようとしているうちに、法の壁に行き当たりました。今回は、法の件でご質問させていただくことになりました。

川の法律について、調べれば調べるほど。不安になっています。
川には多くの法律が有り、素人が理解するのは困難です。
『種の保存法』『文化財保護法』『漁業法』『水産資源保護法』。
調べていると、どこまで、何が合法かよく分かりません。

魚漁法は、モンドリを禁止しているということも、見たことが在ります、ペットボトルの罠はモンドリに含まれるのでしょうか?
それぞれの法律は、どのような場所(出来れば、具体的な例も欲しいです。)に適応され、どのような規制が有るのでしょうか?
採取方法の規制など。是非教えてください?

 

細かい疑問も以下に示さしていただきます。

鳥獣保護区は魚も保護されますか?
川の近くの公園の魚を取ることはできますか?
特定外来生物は生餌としても、持ち帰ることも出来ないのでしょうか。在来種を生餌にするより、効率的に感じます。やはり、生きたまま運ぶということで、違法なのでしょうか。それとも、殺すことが明らかなので、合法なのでしょうか?
イタセンパラの保護のための、タモ網の禁止は、すべてのワンドやたまり群に適応されますか?

親子で水生生物採集に来ている方の中には、特定外来生物をを観賞用に持ち帰ると思われる、行動も見かけます。
環境を考える良いチャンスなのに残念に思います。

このように、四つの法を個人的に調べて、守ろうとするのは、非常に困難な状態なのです。
淀川で生物採集するときの基礎知識のようなページを公開されてはどうでしょうか?

2008年05月13日(火)

1.淀川河川事務所では城北ワンドイタセンパラ協議会(事務局:環境相近畿地方環境事務所)に参画し、協議会の活動として下記のような法律に基づきイタセンパラの密漁防止対策に努めています。

(1)文化財保護法(主務官庁:文化庁)

@現状変更の制限(第125条の1)

現状変更、保存に影響を及ぼす行為は文化庁長官又はその権限の委任を受けた都道府県及び市の教育委員会の許可が必要(捕獲等は現状変更に該当)

A現状回復命令(第125条の7)

無許可(あるいは許可条件に従わず)の現状変更に対して、文化庁長官は現状回復を命令し、必要な事項を指示。

B罰則

現状変更、保存に影響を及ぼす行為をし、滅失、き損または衰亡させた者は5年以下の懲役若しくは禁固または30万円以下の罰金(第196条の1)
無許可(あるいは許可条件に従わず)で現状変更、保存に影響を及ぼす行為をし、または、行為の禁止命令に従わなかったものは20万円以下の罰金(第197条の1)

(2)種の保存法(主務官庁:環境省)

@捕獲等の規制(第9条)

生きている個体の捕獲、殺傷等は原則禁止(学術研究等のみの許可制)

A譲渡等の規制(第12条)

生きている個体、死体、剥製、標本等の譲渡、譲受け等は原則禁止(学術研究等のみ許可制)

B陳列の規制(第17条)

販売・頒布を目的とした陳列は禁止。

C罰則

@、Aに違反した者は1年以下の懲役または100万円以下の罰金(第58条)
Bに違反した者は50万円以下の罰金(第61条)

 

2.イタセンパラの補食魚であるブラックバス(オオクチバス)、ブルーギルに関しては下記の法律があります。
また、外来生物法については環境省HP(http://www.env.go.jp/nature/intro/)で解説やQ&Aが掲載されておりますので参考にしていただければと思います。

(1)外来生物法

@放つこと、植えること又はまくことの禁止(第9条)

特定外来生物(オオクチバス、ブルーギル、ボタンウキクサ等、卵・種子を含む)を外で放したり、植えたりしてはならない。

A罰則(第32条)

@に違反した者は3年以下の懲役または300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

(2)大阪府漁業調整規則

@移植の制限(第42条の2)

ブラックバス、ブルーギル(卵を含む)の移植を禁止。

A罰則(第50条)

@に違反したものは6月以下の懲役または10万円以下の罰金。

 

3.鳥獣保護区の規定のある「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」では、「鳥獣」とは、「鳥類又は哺乳類に属する野生動物」と記載されております。

 

4.「ペットボトルの罠」をモンドリに含まれるかどうかは明確ではありませんが、モンドリ類で魚の捕獲を行う場合イタセンパラを捕獲するつもりがなくても、間違って捕獲してしまう場合があるため使用の自粛を呼びかけています。タモ網についても城北ワンドイタセンパラ協議会では、イタセンパラの稚魚が水面に出現する時期(5月〜6月)は城北ワンドで使用自粛の呼びかけを行っています。

 

5.「淀川で生物採集するときの基礎知識のようなページ」については、淀川環境委員会で議論がされており、時期はまだ未定ですが、とりまとめたものの出版も検討中です。

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