淀川Q&A
河川の利用について
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実家付近 (2006年02月17日(金)18−8/大学生)

私は宇治に実家があります。
宇治川では、よく工事がされます。

数年前に行われた三室戸ワンドの工事はご存知でしょうか?(関係がなければごめんなさい)
川の形を変えるぐらいの工事でしたが、その工事以来、その付近にいた多くの魚を見ることが無くなってしまいました。ナマズやハス、コイ、ウナギなど、本当に沢山の生物がいたのですが・・・

また、白川という宇治川の一次支流は、河川の状態をみると上流域のような様子で、山の中を流れる綺麗な川でしたが、山に道路を作るときに、コンクリートの川に変えられてしまいました。蛍が沢山いた所でした。

これらのことを見てきて思うのですが、これらの工事はどういった機関でおこなわれるのでしょうか?
また、工事後に環境に与える影響などは考慮されるのでしょうか?
コンクリート化さえた川を復元するような活動はないのでしょうか??

よろしく、お願いします。

2006年02月22日(水)

ご意見有り難うございます。

 

 まず「数年前に行われた三室戸ワンドの工事はご存じでしょうか?」についてですが、その地名のワンドは、当事務所において把握しておりません。その地名の箇所において今現在では、ワンド形状の地形が見あたらないことから推察されることをご参考までに以下に記します。

その箇所においては40年以上前から築堤工事や、低水護岸工事が実施されており、平成元年頃には低水護岸工事を実施する為に河川内に仮設の土堤が築かれ、その後宇治橋の橋梁架け替え工事や、JR宇治川橋梁橋脚補強工事等の周辺の工事が終わる平成10年頃までその状態であったようです。

また、手元にある昭和40年代頃の資料からはその場所の直ぐ下流側で大小様々な中州や水制工等の構造物があったことが示されており、かつ現状でも流れが3つに別れていること等から、過去から流れが複雑に変化して河川内に浅場や淵状の深い場所等が形成されていた箇所であることが想像されます。

つまり、工事による仮設構造物がワンド状となり数年程度存在し工事終了に伴い撤去された可能性と水制工や自然由来のワンドに似た状況が洪水等により変化した可能性のそれぞれが考えられます。

 

 「これらの工事はどういった機関でおこなわれるのでしょうか?」についてですが、上記箇所周辺の工事は淀川河川事務所が担当しております。白川の管理については、宇治市が行っています。

しかしながら、平成15年度に天ヶ瀬ダム再開発関連事業として実施された市道「山王仙郷谷線」の道路拡幅工事に伴い、府道「大津南郷宇治線」に架かっている「早蕨(さわらび)橋」より下流の白川につきましては、国土交通省琵琶湖河川事務所が護岸工事を行いました。

 

 「工事後に環境に与える影響などは考慮されるのでしょうか?」については、平成9年8月にそれまで「治水」と「利水」が目的であった河川法に「環境の整備と保全」が加わり、それぞれを等しく勘案して、箇所箇所の事情によりそれぞれ重点が異なる場合はありますが、整備が実施されています。

その中では影響の大小にもよりますが、工事実施前後の調査や、工事による影響予測、分析、評価を行っている事例もあります。琵琶湖河川事務所に問い合わせたところ、白川の宇治川合流部付近の工事については、護岸部において、コンクリート張りではなく、自然石を適用すること等、「河川環境」を考慮した施工を行ったとのことでした。

 

 「コンクリート化された川を復元するような活動はないのでしょうか?」についてですが、ご意見を頂いている箇所周辺ではそういった活動事例はありませんが、全国では地域住民が主体となって川づくりに取り組んだ事例や、行政が主導して多自然型川づくりを進めた事例等様々な取り組みがなされており、中には都市内を流れるコンクリート化された川を自然に近づけるよう整備したり、コンクリート化された河川の近くで公園整備計画があった際に、公園内に河川を取り込むことで田舎にあるような自然な河川整備を行った事例などもあります。

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