淀川Q&A
河川の治水・防災について
点線
柴島・豊里地区の耐震強化工事に関連した質問 (2002年6月2日(日)大阪市/Tさん)

柴島・豊里地区の耐震強化工事に関連して、左岸の毛馬・赤川地先で始まった工事の具体的内容を知りたい。
貴HPのどこを見れば分かるのか、ご教示ありたい。

左岸現地には、これを説明する1枚の立看板もないが、これは工事者の怠慢であるか、それとも行政の方針か、聞きたい。

同地点・赤川鉄橋の上流側に砕石堆積場があり、現在、ここにショベルカーが入って、砕石を取り崩す作業を始めた。
河川事務所担当者は、ここに今年、コチドリが営巣し3羽の雛が生育中であるのを知っているか。事実関係を知りたい。

私の意見は、上記について回答を得てから申し述べる。
簡潔にするため、敬語を用いなかった。失礼。

2002年6月16日(日)

貴重なご意見を頂きありがとうございます。
ご質問についてお答えさせていただきます。

 

1.柴島・豊崎地区耐震関連での、左岸毛馬・赤川地先で始まった工事の具体的内容について

毛馬・赤川地先での作業については、対岸柴島地先で実施している耐震対策事業とあわせ、当該柴島地先の堤防強化、洗掘対策の一環として、コンクリートブロックによる根固め工を 実施します。このブロック製作ヤードとして、赤川鉄橋上下流部の低水路内においてコンクリートブロック約12,000個程度を製作するためのヤードとして整備中です。

 

2.赤川上流部砕石堆積場での作業及びコチドリ営巣について

「採石」の取崩し作業については、昨年来実施していた城北地区における耐震対策事業においてコンクリート等の発生材を破砕したものを仮置きしていました。当該仮置き材を、上記工事コンクリートブロック製作ヤードにおける工事用道路整備に再利用するために取崩しています。

コチドリの営巣に関しては、人工的にコンクリート等を破砕した個所でもあり、私たちも営巣するとは思っていませんでしたので、現場を確認しないまま作業に入ると同時に現場でも確認できませんでした。
この作業は6月2日の週には完了予定となっています。

こうした人工的、劣悪と思える個所においても小動物の営みがあることを、ご指摘を頂き改めて認識するとともに大変勉強になり、今後小動物等の生育環境についても細心の注意を図り事業を実施していきたいと考えています。

 

3.工事説明看板について

説明看板については、ご指摘のとおり、現地に現在まで設置されていません。
現在の所、案内看板を作成中であり、6月中旬頃に案内できる予定となっています。
工事に入る以前に案内すべき所を、遅れていることをお詫びします。

(2002年6月25日(火)大阪市/Tさん)

貴ホームページの「アンケート」を通じてお尋ねした件について16日に回答をいただきました。有難うございました。
以下、私の意見を改めて申し上げます。煩雑になるので、1回1テーマとします。

 

[砕石堆積場でのコチドリ営巣について]

ご回答のとおり、砕石取り崩しの関連作業は、現在、一段落しています。

作業の途中で、コチドリは、ここから移動しました。ヒナが同行出来たかどうかは確認できません。
移動先は、ブロック製作ヤードで、私の見る範囲でコチドリは3羽います。
このうちの1羽が成長した今年生まれのヒナであることを願っています。以上が、その後の経過報告。

 

以下、私の意見です。

こうした砕石堆積場(いわばガレ場)は、コチドリにとっては、必ずしも、回答で指摘されたような「劣悪」な環境ではない。
むしろ好みの場所・環境ではないか。

それは、移動先が、やはりサラ地の状態になったブロック製作ヤードであることが示している。
もともと、このコチドリは昨年まで、もう少し下流の水管橋の西側にあったサラ地で営巣していた。

ここが今は廃土の堆積場となり、草茫々の状態。これではコチドリが嫌がるわけ。
そのかわり、冬場には、ここにコミミズクが来たりする。

環境と鳥の嗜好について、行政サイドも、もう少し専門家の意見を参考にすべきだろう。
人間が「劣悪」と思う環境が、ある種の鳥には好みの場所だったりする。ただ、好みの幅は狭い。

海岸の工業地帯で、埋め立て工事中に渡り鳥が殺到。
工事が完了してコンクリートで固めてしまうと、さっぱり来なくなったケースは枚挙にいとまなし。

こんなことを書くのは、淀川流域でコアジサシの繁殖場所をつくる、というのが行政を含め関係者の課題になっていると聞くから。

私は全くのアマチュアだが、コアジサシとコチドリは、わりと環境の好みが似ているのでないか。
こうした砕石置き場でコチドリが営巣し、ヒナを育てた事実は、いいヒントになる。

現在のブロック製作ヤードを、どんな形で「自然」に戻すか。
毎朝散歩している一市民として私の最大関心事だが、上手にやれば、ここがコアジサシやコチドリの気に入る場所にならないか。
それを考えてほしい。
シギ・チドリを迎え入れるチャンスではないか!

なお関連して感想と意見がありますが、それは別メールで述べます。

(2002年6月27日(木)大阪市/Tさん)

25日に感想と意見のメールを送りました。以下、続きを述べます。

 

[工事説明看板について]

その後、6月15日になって、看板が設置されたのを確認しました。
一市民として「なるほど、なるほど」と理解したわけです。

以下、意見と質問です。

 

  1. この種の「看板設置」が常に後手後手に回るのは、行政の明らかな怠慢である。
    私が、早期設置の要請をしたのは、今回が初めてではない。今後の対応方針を問う。
  2. 工事開始に先立って、或いは同時に「説明看板」を設置することは、現在、法的に義務付けられているのか、いないのか。
    貴事務所の内規では、どうなっているか。説明を求める。
  3. 現在、ブロック製作ヤードとしてフェンスで仕切られている西側(下流サイド) に支柱を建て、ネットを張っている一画があるが、あれは、河川事務所による工事であるか。
  4. 一見して、そうでないように見えるが、あるいは河川事務所は、これを認知しているのであるか。認知しているなら、その理由を問う。認知していないのなら、今後の対応方針を問う。
  5. 現在、ブロック製作ヤードとなったエリアが、この一帯の中でもっとも自然な植生を維持していたことは、河川事務所も認識していたであろう。工事前に行われたはずの「植生」調査の内容と結果はどうだったか。貴HP の掲載予定を知りたい。

 

まだ、質問がありますが、とりあえず前回および今回の質問に対する回答をいただいてからにします。
なお別便で、水生植物について質問を送ります。ご面倒なことで恐縮ですが教えていただけると幸いです。

2002年7月5日(金)

平成14年6月27日ご意見と質問について

 

1.工事看板の設置について

工事説明看板については、工事実施個所において、住民の方等に工事内容を説明し、協力要請に努め工事に着手しています。
また、様々なご意見をいただくため、工事実施個所については、必ず工事の内容や、工事の責任者、連絡先の入った看板を設置していくこととしています。

今回の工事については、ご指摘のとおりでございます。今後このようなことがないよう努めて参ります。

 

1.説明看板の義務付けについて

現在法的に説明看板を設置することは義務付けはされていませんが、工事請負契約上、地域住民との融和をはかるため、周辺住民等に工事概要を周知し協力要請に努めることとするとともに、工事の進歩状況を必要に応じて回覧するか看板を作成して掲示する等して、工事に対する理解を求めることとしています。

今後の河川整備については、住民の方と共同で取り組んでいくことが重要であると考えています。
このため「説明責任の向上」のためや「開かれた行政サービス機能の充実」などを目標として、コミュニケーション型国土行政の創造に向けて取り組んでいるところです。

こうしたことから、「工事説明看板」については、工事毎に設置することとしています。

 

1.ブロック製作ヤード西側ネットについて

河川事務所により設置したものではありません。
認知はしていません。自由使用の範囲の中で利用されているものと思います。

 

1.「植生」調査の内容について

本工事個所の赤川高水敷きについては、耕作など排他独占的に使用されている施設に埋め尽くされていた状況であり、工事実施に伴う事前調査としての「植生」調査は実施しておりません。

なお、当事務所HPにおける記載内容ですが、ご存じのことと思いますが「淀川の整備と保全・環境づくり」において掲載されている程度です。

また、桂川について、(財)日本野鳥の会京都支部が編集しました「桂川・自然への誘い」について、この一部を掲載すべく現在作業中です。この「桂川・自然への誘い」については、京都の図書館にて閲覧できると聞いています。

 

1.コチドリの営巣個所について

コチドリの営巣個所について、コンクリート片を破砕し仮置きした個所においても営巣するようです。
今後も、リサイクルの観点からこのようにコンクリート片を仮置きする事があります。
認識を新たにし、今後取り組んでいきたいと考えています。

 

1.現在のブロックヤードを、どんな形で「自然」に戻すのか

現在のブロックヤードを、どんな形で「自然」に戻すのかにつては、工事完了後の当該地区の使い方については、環境や、使用方法を検討し、今年度中に結論を出していきたいと考えています。

今後の検討に当たって、大変恐縮ですが、ご意見、ご指摘などいただけましたら参考にさせていただきたいと考えています。

(2002年7月8日(月)大阪市/Tさん)

7月5日付けで回答をいただいたものです。
ご多忙のところ、恐縮でした。

 

1.工事看板の件

回答の趣旨を了解しました。理念通りの実行を期待し、今後を注目します。

 

1.ブロック製作ヤード西側のネット設置について

回答を理解できません。以下、追加質問です。

[上記ネット設置について]

「自由使用」の定義を問う。
また「自由使用の範囲内で利用されていると思います」は、判然としない説明である。
回答者は、ここの現場状況を確認したうえで回答したのか。如何?

このネット設置は、再三にわたる「不法建設物撤去」の勧告看板設置後、しかもブロック製作ヤード区画作業が始まったあとに行れた。
河川事務所として、これを「認知していない」というが、それは「放置」と同義語か。
今後の対応を問う。(これは前回も質問したが回答が欠落)

 

1.工事個所の植生調査について

回答に不満です。以下、意見を述べます。

[工事個所の植生について]

ここで露呈されたのは、前項と同じく、「現場カン」の欠如、もしくは認識不足である。

「不法耕作地に埋め尽くされていた」は誇大表現であろう。
「不法グラウンド」と「不法耕作地」の隙間には、それでも貴重な自然が残っていた実態を、回答者は知っていたか。如何?

このエリアには、「河川公園」地区とは、明らかに違う植生があり、「人工」度の低い、野草を多種 見ることができた。
専門家が見れば貴重種を発見できたかもしれず、遺憾というほかない。

「自然再生」「自然復活」を基本理念とするなら、今後は、そのための手順を踏んでもらいたいが如何。

関連して質問する。回答文中に「本工事個所の赤川高水敷き」とあるが、これは「低水敷き」の誤りではないか。
01年1月18日に貴事務所からもらったメールには、そう明記してあるが如何。

 

1.コチドリの営巣について

回答の趣旨を了解しました。
追加報告ですが、今年生まれのヒナは健在の様子で、最近はまた、砕石置き場に、帰ってきています。
担当の方も、守備範囲の広いことで大変でしょうが、今後も気をつけてやってください。

 

1.ブロックヤードの「再生」について

上記各項目について回答をいただいたうえで、私の意見を述べます。

(8月13日(火)大阪市/Tさん)

残暑お見舞い申し上げます。
業務繁多の中、恐縮ですが以下の点について教示願います。

現在、淀川左岸の赤川・毛馬地区で行われている工事に関連して、何回か質問をメールし、ご回答をいただいてきました。
ところが前回、7月8日付けの質問については、1ヵ月以上を経過して、なお回答がありません。
これはいかなる理由によるものでしょうか? 

私には、なお質問と意見があり、これを申し述べたく思っていますが、前提として前回の質問に対する回答内容を確認したく、つまり意見の交換による議論の積み重ねを期待しているわけです。

生意気のようですが、こうした形こそ貴河川事務所がHPを開設し、かつ市民の声を聞こうとする姿勢に合致するのではありませんか。
それならば、市民の質問には、もっとスピーディーに対応しなければなりますまい。

また回答が遅れるなら遅れるで、一応の断りを入れるのが、社会常識というものでしょう。

2002年8月13日(火)

回答が遅れて申しわけございませんでした。回答に対しては御指摘のとおりでございます。
ご質問について回答させていただきます。

 

1.ネットについて

当該ネットについては、当該使用(設置)者に対し今後も引き続き撤去指導していきます。

 

2.工事個所(赤川ブロック製作ヤード)植生について

「埋め尽くされていた」は、ご指摘のとおり誇大表現かもしれません。

回答者は、何度か当該地の草むらを分けながら踏査した程度であり、専門家でもありませんが、隙間には、ヨシ、オギ、セイタカアワダチソウ、キビ類その他の植生が存在していたものと思われます。
また、専門家に見ていただいていれば貴重種の発見があったやもしれません。

今後は、小規模な個所についても、自然という観点から十分な調査が必要であることを認識し、もし隙間に貴重種が存在すれば当然考慮し、工事を進めていく所存です。

 

3.「自然再生」「自然復活」について、

今後当該地区については、これまでのような無秩序な状態での使用は避けていく必要があると考えます。

また、当該地区は城北ワンド群と隣接する個所でもあり、今後の淀川のあり方を考えるとき、昭和30年代の淀川のように、冠水頻度の高い河川とするために、治水に影響のない範囲で高水敷きを切り下げる事によって、湿地、干潟を創出し、不法耕作やグランドを自然回帰させることも所内では議論されています。

現在、流域委員会において、自然再生・復活あるいはグランドなどの問題について議論されています。
議論の経過と住民みなさんのご意見をいただきながら今後の使い方が確定されていきます。

流域委員会における議論を受け、淀川河川整備計画を策定していく上で、当該地区の整備案については、流域委員会においても議論の対象となりますし、淀川環境委員会においても注目している個所でもありますので、環境委員会においても議論されることとなります。もちろん両委員会ともオープンですので、こういった場所において意見をいただければ、更によいものに成っていくものと思われます。

手順としては「こうだ」というものはありませんが、みなさんのご意見を出来る限り反映したものとしていきたいと考えています。

 

4.「低水敷き」について、

ご指摘のとおり「低水敷き」であり、正確には、「底水路」と表現する個所です。

当該個所が、堆積個所であるため、見た目上「高水敷き」に見えることから、あのような表現をしました。
かえって混乱を与えてしまい申し訳有りません。

(2002年8月18日(日)大阪市/Tさん)

8月13日付けで、質問に回答をいただいたものです。
ご多忙のところ恐縮でした。
以下、項目順に、改めて意見を申し述べます。

 

1.ネットについて

これは今後の低水敷きエリアの管理とあわせ、行政の基本姿勢にかかわる重要問題を含んでいると考えますので、別便により、再質問します。

 

2.赤川ブロック製作ヤードの植生について

基本的に回答の趣旨を了解し、一層の努力を期待します。

蛇足ですが、回答者の植物に関する知識は、私とチョボチョボで微笑を誘われました。
ただ、もっと「地べた」から見て欲しかったと思います。発見があったはずです。

なお以下の疑問も残るので、関連して質問します。
再度お断りしますが、要旨を簡潔にするため、質問には敬語を用いません。失礼だが了承してください。

[質問]
河川法の改正によって「環境保全」が河川管理の一つの柱とされた。
しかし現地を踏査した回答者は「専門家でもない」という。
現在、淀川河川事務所には「自然・環境問題」について担当官はいるのか?
要員育成あるいは配置の予定はあるか?

[質問]
今回の着工にあたり、事前の「環境」調査は行われなかったと理解するが、調査の必要性について、河川事務所内部で検討もされなかったのか?検討した結果、不必要と判断したのか?
そもそも誰が、どんな基準によって判断するのか?

[質問]
「今後は十分な調査が必要であると認識」するとあるが、これは河川事務所としての公式見解か?
回答者の善意は信用するが、どの段階での意思表明であるか、これでは分からない。
今回の工事責任者は貴河川事務所毛馬出張所長と理解してよいか?

[質問]
工事対象エリアの生態系や植生調査が必要な場合、外部の専門家に委嘱するのであろうが、貴河川事務所は、そうした専門家の助言機関ないしはサポート・グループを持っているか?
それは恒常的な機関か、それとも随時構成するのか?

 

3.「自然再生」「自然復活」について

ここに述べられている所内の議論すなわち「湿地・干潟を創出し、不法耕作地やグラウンドを自然回帰させる」ことを強く支持します。
私は従来、貴事務所への関連メールで、耕作地の規制(一部容認)、グラウンドの縮小・再編論を述べてきましたが、上記の線まで行政の議論が進んでるなら、これを撤回します。ぜひ、この「所内議論」の線で突き進んでください。

ただ、何点か「追加希望」があり、これは工事終了後の該地区のあり方として、別メールにより意見を述べます。
以下、関連しての質問と意見です。

[質問]
市民からすると、淀川関連の委員会がアチコチにありすぎて、関連付けができない。
貴河川事務所が主宰している委員会は、どことどこか?
貴河川事務所の主宰ではないが、理事あるいは委員として常時参加している委員会は、どことどこか?

[質問]
住民の意見を吸い上げるシステムとして、回答にあった両委員会での意見聴取及び貴HPでのアンケートのほかに何があるか?
現在、貴河川事務所は、どんな市民ネットワークを持っているか?

[質問]
河川管理にあたって、今後は地域住民の意見を十分に吸収・反映させる、というのが改正・河川法の一つのポイントだと理解するがそのためには新しいネットワークが必要だと考える。貴HPとのメール交換を通しても様々な感想を持った。
提言は多岐にわたるので、これも別メールで申し述べる。


4.「低水敷き」について

回答を了承します。
なお低水敷きエリアの管理についての意見は、上記1.のネット問題とあわせて意見を述べます。

 

以上の質問に対する回答は、私からの「別メール」を待たず、それのみとして、折り返し、いただくよう、期待します。

2002年9月11日(水)

ご意見ありがとうございます。
8月18日付でのご質問についてお答えします。

 

1.自然環境問題についての担当官はいるか。要員育成あるいは配置の予定はあるか。

淀川に関する河川環境全般について、河川環境課が担当しています。専門的なことについては、淀川環境委員会の指導・助言をいただきながら進めているとともに、NPOなどとの協働も検討することとしています。

 

2.事前の「環境」調査の必要性の判断、基準は

当該赤川地区における調査については、工事発注担当の現地調査のみで新たな調査は実施していませんが、河川水辺の国勢調査や既往文献などを参考にしました。赤川地区においては河川事務所内で検討していません。調査の必要性判断については、淀川環境委員会の専門家の指導・助言を得ながら進めてます。

 

3.「今後は十分な調査が必要であるとの認識」は、河川事務所としての公式見解か。又、工事責任者は誰か。

前回回答の認識は、河川事務所としての認識です。環境委員会の専門家の指導・助言を得ながら今後も進めていきたいと考えています。
工事の責任者、いわゆる現場の監督は、担当出張所長です。

 

4.専門家の助言機関ないしはサポートグループを持っているのか。それは恒常的な機関か、それとも随時構成か

淀川河川事務所では、指導・助言を受けるべく、平成9年の河川法改正を受けて、11名の専門家による淀川環境委員会(下記参照)が平成9年に設置され、以来恒常的に委員会が開催され活動しています。この委員会には、ワンド保全・高水敷き保全・鵜殿保全の各部会が設置されており、それぞれ活動しています。これらの専門家・部会を通じて、指導・助言を いただいています。なお、現在実施されている淀川水系流域委員会においても、委員会より「中間とりまとめ」の添付資料として、淀川環境委員会が作成した「自然豊かな淀川をめざして」が盛り込まれました。
また、これらの専門家の助言により工事の内容によっては、淀川環境委員会メンバー以外への協力要請も行っているところです。

 

5.貴事務所主宰委員会は、又常時参加している委員会は?

主宰委員会は、HPに掲載されている委員会(既に終わっているものもあります)及び、各事業毎に、構造検討などの委員会を設置する場合があります。
会議を一般公開している委員会は、淀川流域委員会・淀川環境委員会・木津川右岸淀生津地下水位検討委員会・淀川舟運研究会・淀川大堰閘門検討委員会があります。
又、各府県、市町村、公益団体などが主宰する委員会等については、淀川に関して管理者として委員要請がある場合出席しています。

 

6.地域住民意見の吸収について公開委員会及びHPアンケートの他何があるか。
  又、どんな市民ネットワークを持っているのか。

特定の団体とのネットワークはありませんが、一般公募によりお願いしてある河川愛護モニ ター、河川環境保全モニター、専門の先生にお願いしてある河川水辺の国勢調査アドバイザー、や野鳥の会、各種市民団体等からのご指摘、報告、要望などはあります。

(参考資料)

淀川環境委員会

趣意書

淀川水系の河川生態系は、魚類等の生物相が豊富であるとともに、河川敷の湿地やそこに形成された河川特有の植生等の環境条件とあいまって、多様性のあるものとなっている。これら淀川の優れた自然景観や貴重な生態系は、人々の身近な自然として学習や観察の場ともなっている。

また、河川法の改正において河川の持つ多様な自然環境や水辺空間に対する国民の要請の高まりに応えるため、河川管理の目的として「治水」「利水」に加え「河川環境」(水質、景観、生態系等)の整備と保全が位置づけられることとなった。

そこで、淀川における望ましい河川環境の保全・整備を図るため、今後淀川で実施される各種の事業や、水辺の国勢調査をはじめとする生態系調査等に対し、適切な指導・助言を受けるべく、学識経験者や各分野の有識者による委員会を設立するものである。

 

淀川環境委員会 委員構成とこれまでの委員会開催状況
(平成14年8月7日現在)

【淀川環境委員会委員構成】
会 長 芦田 和男  京都大学名誉教授
委 員  綾  史郎  大阪工業大学工学部教授
委 員 有馬 忠雄  大阪府自然環境保全指導員(高水敷保全部会長)
委 員 小川 力也  大阪府立北野高校教諭
委 員 川合 典彦  大阪市立八阪中学校教諭
委 員 紀平  肇   清風学園講師(わんど保全計画部会長)
委 員 小川 弘道  元大阪市立大学理学部付属植物園(鵜殿保全計画部会長)
委 員 高田 直哉  大阪市立大学工学部教授
委 員 長田 芳和  大阪教育大学教育学部教授
委 員 村上 興正  元京都大学大学院理学研究科講師
委 員 保田 淑朗  宝塚造形美術大学教授
委 員 宮本 博司  国土交通省淀川河川事務所長
(敬称略 順不同)

平成9年の委員会発足以来、下記の通り委員会が開催されました。
■第1回淀川環境委員会 H9.8.21
■第2回淀川環境委員会 H10.4.15
■第3回淀川環境委員会 H10.8.20
■第4回淀川環境委員会 H11.6.3
■第5回淀川環境委員会 H11.12.9
■第6回淀川環境委員会 H12.6.29 ★(注1)
■第7回淀川環境委員会 H12.12.22 ★
■第8回淀川環境委員会 H13.7.26 ★
■第9回淀川環境委員会 H14.3.26 ★
■第10回淀川環境委員会 H14.8.7 ★
注1:★は公開型の委員会

( 2002年8月23日(金)大阪市/Tさん)

8月13日付けで回答をいただいたものです。

回答のうち、「1.ネットについて」について再質問します。回答者は、むろん、現場を実地に見て回答していただいたのでしょうね。
念のため、現場写真を1枚添付します。

散歩者である一市民としての私の感想は、「いかにも異様としか言いようのない風景である」の語につきます。
回答者は、そう感じませんか?

このようなフェンスでもって、これだけの場所を区画し、独占使用の意図を不当に誇示している例は、淀川流域でも他にないのではありませんか。
しかも、その前面には、貴河川事務所の作業として行われたとしか考えられないのですが、巨大なブロックが、添付写真に見る通り、ズラリと置かれています。

私は40年以上にわたり社会人としての生活をしてきましたが、そこで得た常識からすると、このブロック設置は、背面にある不法フェンスの設置を貴河川事務所が「公認」し、かつ「特殊権益」地区として「保護」しているもののように見えます。
回答者には、そう見えませんか?

普通の市民に、そう見えるという事実が大事です。
回答にいう「今後も引き続き撤去指導をしていきます」といった程度の説明で、ごく普通の市民が納得すると、回答者は本当に考えているのですか。

以下、意見と質問です。敬語を用いませんが、了解してください。

 

[意見]

上記の「不法」建造物たるフェンス(ネット)をただちに撤去させるべきである。
「指導する」段階は過ぎた。貴事務所の決断を求める。

 

[理由]

散歩者として私が懸念しているのは、このフェンスが野鳥の飛行に障害にならないか、ということだ。

直上にある水管橋のブリッジには、これから冬季にかけて、しばしばハヤブサが飛来する。
付近にはドバトが多く、餌場の一つになっているのだろう。

あのハヤブサが猛烈なスピードで獲物を追いかけ、低空を飛翔するとき、あの、これまでなかったネットに衝突したりしないか。
私は専門家でないから断言はしないが、その恐れは否定できまい。

猛禽類をはじめ野鳥にとって、こうした余計な新しい障害物の存在が迷惑なのは自明であろう。
ましてそれは「不法」建造物である。

補足すると、ワンド・エリアには、ハヤブサのほかに、チョウゲンボウ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、ハイタカなどの猛禽類が飛来している。
また秋には、旅鳥としてノゴマ、ノビタキ、アリスイなどの通過を、これまで私は確認してきた。
ちょっとした変化にも野鳥が極めて敏感なのは周知のことだ。

9〜10月には野鳥の「秋の渡り」が始まる。残された時間は、もうない。

 

[質問1]

7月5日付けの回答では、このフェンスについて「自由使用の範囲で利用されているものと思います」とあった。

この文脈からすれば、「したがって問題はない」という回答者の判断であったのだろう。
その証拠に、今後の対応方針についての回答は欠落していた。

それが8月13日付け回答では、「引き続き撤去指導をしていきます」となっている。
この「認識変化」の経緯について説明を求める。

 

[質問2]

該地区は、13日付け回答で確認されたとおり、「低水敷き」である。

本来、低水敷きにおいては、恒久的な建造物の設置は認められず、「撤去指導をしていく」のは、今回、改めて言ってもらわなくとも、貴河川事務所の既定方針であったと理解しているが、どうか。

 

[質問3]

問題としているフェンス(ネット)の設置は、今回のブロック製作ヤード工事が始まった後に行われた。
この時系列について、貴河川事務所は正確に把握しているか。如何?

 

[質問4]

上記の通り、もともと「撤去指導」をしていた場所で、新たに「不法」建造物が、目前で設置されたにも拘わらず、貴河川事務所が、なお「指導します」程度の生ぬるいことを言っているのは何故か。どんな理由があるのか、説明を求める。

 

[質問5]

この「指導」を担当してきたのは毛馬出張所だと理解するがそれでよいか?
とすれば責任者は毛馬出張所長であるか? 確認を求める。

 

 

まだ質問と意見がありますが、今回は、ここまでとします。

私が言いたいことは、とりあえず二つあります。

 

一つは、ここまで事態をこじらせてしまった行政の「無責任」と「説得能力の欠如」についてです。

真新しい「不法建造物の撤去」を求める立看板の、すぐ横に新たにフェンスを作られる。

ここまで軽く見られて、行政の面目はどこにあるのですか。
行政は何を指導してきたのですか。裏に何があるのですか。

 

もう一つは、「行政の公平」「法のもとでの平等」についてです。

現状は明らかに「公平」を欠いている。とにもかくにも建造物を撤去し、あるいは耕作地の継続を断念した人たちと、わざわざフェンスを新設する人たちとに対し、行政は公平に対応していると、言うのですか?

このような現状は、該地区の管理責任者が、本来果たすべき業務について、単に怠惰であるだけでなく、むしろ意図的な「不作為」により「法のもとの平等」を損ねているというのが私の認識です。

これからの台風シーズン。万一にも、このフェンスが倒壊して人身事故でも起きた場合、貴河川事務所は、この怠惰と不作為に、どう責任を取るつもりですか。

 

上記の点について、責任者名による公式見解の提示を求めます。
質問者としての私は、姓名を名乗り、身元を明らかにしている。
回答もそうあるべきだと考えます。

2002年8月23日(金)

先ほど、13日付けでいただいた回答に、再質問し、意見を述べたものです。

不法フェンス(ネット)の野鳥に対する影響について述べた意見について、文脈に混乱があるように読んでしまわれると困るので、次の通り、「理由」の項を補正します。

 

私が懸念するのは、急速飛翔する猛禽、例えばハヤブサがネットに引っかからないか、ということ。
あるいは、その危険に気付いて急旋回した場合、水管橋に衝突する危険もある、ということです。
ネットが引き起こす事故ですね。

これまで、ハヤブサに追われたドバトが水管橋に激突し、そのまま落下して絶命するケースを実際に見たことがあります。
かなりの衝突音がして、周囲に響きます。

また、野鳥が環境のちょっとした変化に敏感であると書きました。
だからハヤブサはネットに引っかかったりしないだろう、と思われては困る。

ここの意味は、だから渡りの鳥などが、このエリアに寄ってこない心配がある、ということです。
また猛禽も、あれで意外と小心なんです。

実際、ここ数年、ワンド地区に飛来する野鳥は漸減しています。
ことに該エリアは、昨年から今年にかけ、ヒタキやノゴマなどに敬遠されているように、観察していて実感します。
一連の工事による環境変化が影響している可能性は否定できないでしょう。

以上、補正として申し述べました。

2002年9月11日(水)

8月23日のご質問にお答えさせていただきます。

 

1.質問の1及び2について

ご質問1については、7月5日付で返信しました「認知していない」旨を表明しており、7月8日の質問で今後の対応方針が欠落しているとのご指摘があり、8月13日の返信で今後も引き続き撤去指導を行うことを回答させていただきました。

ご質問2にもあるとおり、低水敷の自由使用による構造物の設置は撤去指導していくのが既定方針であり7月5日の返信で「認知していない」と回答させていただいているとおり「認識に変化」はございいません。

 

2.質問3について

ブロックヤードの製作工事とネットの設置については河川巡視等を行っていますし、時系列に把握はしています。

 

3.質問4について

行政が強権を発動して、強制執行を行うことが出来るのは行政代執行法に基づく執行以外にはございません。

行政代執行法では(1)行政の命令に対して、義務者がこれを履行しない場合で且つ(2)その不履行を放置することが著しく公益に反すると認められたときに行政代執行(強制執行)を行うことが出来るとされており、簡単に出来るものではありません。

だから行わないということでなくその前段として、話し合い、是正指導、指示書、警告書等が必要だということであり、殆どの不正使用・不法占用はこれらのなかで是正を行っております。

当該使用(設置)者に対しての「指導はします」については生ぬるいことだとは思っていません。

 

4.質問5について

毛馬出張所は事務所の業務を分掌しており、事務所において河川占用許可・不法占用対策及び自由使用の適正化等は占用調整課の処掌業務です。

 

5.その他全般について

当該地区は、低水敷に自由使用のグランド6面・不法耕作約16,000m2・農小屋47棟がありましたが、ブロックヤード設置と併せて昨年度より是正をすすめてまいりました。

結果、現在、グランド5面・不法耕作・農小屋の撤去及び水上バイクの使用是正などを話し合い、是正指導によって解決しております。
今後も引き続き残された課題について話し合いを中心に進めて参りたいと考えています。

 

ご質問に対して責任者名をとありますが、事務所としての公式見解として扱っていただければ結構です。

2002年8月23日(金)

淀川アンケートについて

これまで、様々な点についてご指摘・ご意見有り難うございます。
ご多忙中とは存じますが、様々なご意見・ご質問を頂いていますので一度お会いしてお話ししたいと考えていますが、ご都合などいかがでしょうか。

ご連絡いただければ幸いです。

(2002年8月25日(日)大阪市/Tさん)

面談したいとのお話がありました。
必要ならお会いしてもいいです。

ただし、まず私の質問に文書(メール)で答えていただくのが先だと思います。
面談の際、口頭で、というのはお断りします。

また私は、工事地区の自然回復・再生について希望を述べたい。
さらに、こうしたHPを介して行政が市民からの意見を吸収する手法についても感想を述べたい、と思っています。
上記メールを、ここ一週間程度でまとめ、その回答をいただいてからお目にかかりたい、というのが私の希望です。

私は自宅から近いので、毛馬出張所に出向くことができます。
儀礼からすると、そちらが私の宅まで出向かれるのが筋でしょうが、それは歓迎しないので。

ところで、そちらからは、どなたが出てこられるのですか。
事前に連絡してください。

(2002年8月30日(金)大阪市/Tさん)

面談の申し入れをいただいた者です。それに先立ち、

1.これからの当該地区における自然再生についての意見 
2.貴HPに対する感想と希望

を申し述べ、かつメールによる回答を求めます。

今回は上記の内、1.について申し述べます。これは回答不要です。
添付文書3点をお読みください。

昨年12月、新たに設置発足した淀川水系流域委員会が、「淀川に対する想い」を公募しました。
添付文書1.は、これに応募したもの。同2.は、そのとき、私的に用意していた補足説明、また3.は、同委員会による「中間まとめ」に対する意見書です。これも資料送付を受け、提出しました。

文書2.については、現時点での補正をつけています。
なお、貴HPに対する感想と希望は別メールとします。

(2002年9月9日(月)大阪市/Tさん)

遅くなりましたが、貴HPについて、私の意見と希望を申し述べ、これをもって私の側からの質疑シリーズを終わります。
添付文書をお読みください。

貴HPの「改革」が、私の意見のように簡単にいかないことは承知していますが、今後の内容改善について、貴事務所の考え方と具体方針は、ぜひ知りたい。
回答を求めます。

前回までに申したとおり、面談を希望されるなら、私の方は応じるつもりです。
ただし、これまでの一連の質問に、まずメールで回答してください。

また面談にあたっては、事前に幾つか確認しておきたいこともあります。
それらは最終回答を拝見したうえで、連絡させてもらいます。

添付[フォーラム意見書:PDFファイル12K]

2002年9月19日(木)

ご意見ありがとうございます。

意見の掲載の方法についての回答については、下記のとおりです。

ご意見の冒頭に述べられているとおり、特定の視野の方が述べることが多いと思われますが、一方では、一般市民の方が日常感じられている意見も多数寄せられています。

現在の状況は、淀川河川事務所のホームページのご意見箱へご意見、質問等を皆様から頂いて、個別に回答をメールにて返信しています。
ご意見にもあるとおり、より広くご意見をいただき・反映していくために

 

  1. 個別に返信しているご意見をQ&Aの形式で掲載
    個別にメールで寄せられた意見を分類し、Q&Aの形式で紹介していく。
  2. 意見を自由に書き込める掲示板を設置する
    自由に誰でも意見が書き込めるBBS(掲示板)を設置する。
  3. フォーラム形式にて掲載
    フリーのBBS(掲示板)に対し、フォーラム形式(始めに登録してもらう)やテーマを設定して、それに対する意見を募集する。

 

などの方法があると思いますが、各々のやり方についてのメリット、デメリットや、現状で事務所の体制もあり今すぐ対応できるかどうか早急に検討を行いたいと思っています。
今後より広くご意見をいただき・反映していくために、まず、個別で返信しているご意見をQ&A形式で掲載できるよう整備をしています。

また、淀川流域委員会でも議論となっている一般意見聴取方法についての委員会議論も踏まえ、皆様方からの意見聴衆方法について検討を行っておりますので宜しくお願いします。

(2002年9月24日(火)大阪市/Tさん)

毛馬・赤川地区の自然環境について、質問している者です。
こんにちは。

さて…。

9月11日付け、および同19日付け回答をいただきました。
9月11日付けでは、占用調整課長の回答もいただいております。
業務繁多の中、恐縮でした。

回答内容については、ことに占用調整課長の説明には納得しがたい点がいくつかありますが、いずれにせよ、今後の職務遂行の実態と、該地区における「自然回復」の進行状況を見て、改めて判断し、必要ならその時点、時点で意見を申し述べたいと考えます。
よって今回の質疑は、私の方からは、これで打ち切りにすることにしました。

ただし、一連の回答を、不満を残しながらも信頼し、「実行」を注目している市民がいることを忘れないでください。

今回の質疑にあたって、私は、官庁お手製のHPを媒体とする市民と行政の対話が、どの程度可能であるかについて「実体験」してみようとの、思いがありました。
これは行政にとっても、将来にわたっての課題でしょう。

現在までの感想は、「ともあれ投稿する価値はあるHPだ」ということです。
基本姿勢として、真面目に対応していただいたことに感謝します。

ところで8月23日付けメールで、私と面談したいとの申し入れを受けておりました。
現在なお、それを希望しておいでですか。
希望しておいでなら、その趣旨をもう一度、具体的に説明していただくよう、申し入れます。

追記するなら、面談の件が撤回されても、私に異存はありません。

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