木津川の自然

河川生態学術研究会の紹介

【背景】
 1997年に改正された河川法においては、治水、利水の目的のほかに、河川環境の整備と保全を位置づけられました。このような背景から、健全な水や物質の循環が確保され、生物が生息・生育しやすい河川のあり方を明らかにするために、河川工学と河川生態学、物質循環学などとを結びつけた「河川生態学術研究会」が発足し、新しい総合的な研究が1996年より開始されました。


【研究会の目的】
河川生態学術研究会の研究目的は以下の通りです。

  1. 河川流域・河川構造の変貌に対する河川の応答を理解する。
  2. 生物生息場所(ハビタット)の類型化とその変動(自然、人為による)あるいは適正な分布を明らかにし今後の河道管理と流量管理の基礎資料を得る。
  3. 特定区間における生物現存量、生物種構成、種の多様性、物質循環、エネルギーの流れを明らかにし、河川生態系モデルを構築する。これらを用いて、河川の環境容量を推定し、今後の河川管理に資する。
  4. 河川の再自然化工法など環境インパクトを与え、その効果の影響を明らかにし、評価の手法を確立し、河川の自然復元の手法を探る。
  5. 1〜4に関する結果を総合し、生態学的な観点より河川のあるべき姿を探る。


【実施体制について】
 研究は大学等の研究者と国土交通省国土技術政策総合研究所、独立行政法人土木研究所等、との共同研究として進められています。
 
実施体制


【研究対象河川について】
 研究対象河川として、多摩川(永田地区)、千曲川(鼠橋地区)、木津川(京田辺地区)、北川(河口〜熊田地区)の4河川で研究が実施されています。
 
研究対象河川マップ


【調査地区について】
 木津川は日本有数の砂河川です。特に調査地区である京田辺地区は、砂を中心とした広大な自然裸地が形成され、「たまり」と呼ばれる止水域が点在するとともに、出水による地形変動が激しくしばしば砂州が水没するといった木津川下流域の特徴を代表するような場所として調査地区に選ばれました。
調査地区




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