淀川は、都市の中の貴重な自然としてたくさんの人たちの憩いと安らぎの場となっています。 その中でもとくに淀川に特有のワンドとその周辺は、私たち人間だけでなく、魚や鳥、植物にとっても大切な生活の場所となっています。 淀川のワンドへでかけて、豊かな自然を探してみましょう。

ワンドとは、淀川本流とつながっているか、水が増えたときにつながる、河川敷の小さな池のことです。川の水や雨水がたまってできた「たまり」と区別してワンドと呼ばれています。
淀川本流とのつながりがありますが、ほとんど流れがないため、さまざまな希少な生き物や植物が見られます。
淀川全体で約45のワンドがありますが、環境が少しずつ異なるため、一つひとつが個性的な生き物の小宇宙となっています。



明治の初め頃、大阪湾から淀川を通って京都まで蒸気船が通ることができるように、淀川の水の深さを保ち、流れる速さをおさえることを目的として「水制(すいせい)」というものがつくられました。この水制に囲まれたところに土や砂がたまり、その上に水際をこのむ木や草が茂り、現在のワンドができあがりました。