平成16年度河川愛護モニターレポート

弘中モニター
河川地図
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レポート
7月 日中の35度の暑さをさけて、隠元橋から自転車で京奈バイパス橋下まで往復しました。上流から吹く風が気持ちよく、体感温度は30度くらいです。 川べりでは、親子のバーベキューしながらの川遊びの風景にいくつも出くわしました。 針ノ木排水場から東300メートルの堤防道路に、土砂および材木の不法投棄がありました。
所轄が違うのでしょうが、至急確認してください。雨で流れるので撤去を勧めます。
  次に針ノ木排水場の前が駐車禁止ですが、この河川はバーベキューをする家族、学生が多く見られます。しかし、車で来ても駐車場所が無いため、このように道路の横の空き地に駐車せざるをえません。むしろ、川に遊びに来る人のために有料等の駐車場を作るべきではないでしょうか。

さらに花火をしている人の、その花火をごみとして放置している場所をいくつも発見しました。48.2水門下・49.5の河原です。確認ください。注意を促す看板が必要でしょう。看板は1箇所しかなかったです。
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8月 前略

やっと朝夕が涼しくなりました。
山科川と宇治川が合流する地点の岸壁が傾いている(正しい表現ではないでしょうが)ということで工事をしているということなので見学に行きました。
さてNO49.8-50.0(宇治市水管橋付近)の地点にボートが置いてあります。どこの所有でしょか。イカリが砂浜にかけてあるのですが、子どもが遊ばないとも限りません。
管理等について気をつけたほうがいいのではないでしょうか。

弘中信正
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9月 9月に入り一度も河川に行けてませんでした。9月も残り1週間となり少し焦り気味で3週間ぶりに宇治川モニター範囲を回ってきました。
  1. 川原ナデシコの花咲いていた山科川と宇治川の合流地点の堤防(45.8地点)。ここには3年前から人工的に800メートルわたってこの花が植栽されたそうですね。そばにいた除草作業の方から教えていただきました。これは河川の美化としても、とてもいいことなのですが、手入れがいきとどかないのか雑草に抑えられて、写真の惨状です。もっと地域の住民団体(老人会等)の協力をいただいて、雑草も抑えてくれる花壇の検討するのはいかがでしょうか。たしか、武庫川河川敷では住民ボランティア団体がコスモスの種を植える運動が新聞に掲載されていました。
  2. 山科川合流から隠元橋までの河川は、土手も河川道路ももっと整備すれば、市民の憩いのいい散歩となります。「隠元橋ロード」なんて名前をつけて、隆盛した樹木を伐採し、イスも300メートルごとにおいて、川を眺めて散歩や休憩できるようにしてください。 また花々の蜜をもとめて多種の昆虫が集まっています。小学校の環境教育の場としてもいいと思います。 先日、尼崎の神崎橋から神崎川にそって(難波自転車ロード)吹田まで走って帰りました。ロードが整備されているだけでなく、この近辺で観察できる水鳥、野鳥観察の説明板が立ててあり、途中には「ここは私たち○○企業が清掃しています」の看板もありました。昔は、川は有効な蛋白源である貝、魚の収穫。その後は運搬利用。いまは下水処理の排出。そして植物生態系や魚等の生物の暮らしを守り人々の癒し場としての提供できる場としも整備してほしいと思います。
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10月  今日の朝AM5時ごろ桃山南団地から宇治川の土手沿いに降り川ふちまででました。そのあとに、山科川との合流付近までランニングで行く予定でしたが、びっくりしました。

もう道が川水で埋まってありません。合流付近まで完全に川でふさがれた状態になっていました。改めて川の怖さを知りました。ただ、道に「危険」との緊急の立ち入り禁止のゲートを設けていないのが気になりました。

また、今度は折り返して、坂をのぼってパチンコ店のまえにでましたが、きれいに土手の草が刈り取られて良かったのですが、川そばの付近のセイタカアワダチソウが刈り取られていないのが気になりました。アレルギー性鼻炎の原因ともなるので丁寧に刈り取れないでしょうか。また、刈り取ったあと土堤に出てきた空き缶も、パチンコ店や隠元橋(いんげんばし)付近では、野ざらしになっているので、これも刈り取りとともに除去してやると美しい川となってくるのですが。

次に、隠元橋の西側では20メートルの範囲の葦の集団が生えています。これは、セイタカアワダチソウを抑えて立派なものです。ここしか生えていないということは、誰かの手で管理されているのでしょうか。ぜひ葦の植生面積を増やしてほしいものです。それと、三栖神社のたいまつ祭りに宇治川の葦が使われているというのですがその葦はどのあたりでしょうか。これも、その場所のところに、たいまつ祭りと葦との説明を入れた看板がほしいですね。

さらに早朝からのつり人をみかけましたが、つりの場所(水門河口付近)では空き缶弁当のゴミが多く見られます。釣り客のマナーを求める看板かなにかの対策が必要です。車での宣伝を口頭でしたほうがいいのではないでしょうか。

22日山科川の懇談会出席できませんでした。またHPでの他の人モニター員の報告も公開し見れるようにしてください。 いい刺激になります。
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11月 (1)ナンバー付きの放置自動車が1台あります。「撤去の勧告」を示すビラも貼っていません。早急な対応をお願いします。地点は49地点です。
  (2)47.6kに新隠元橋をかける工事が始まっています。それと連結して川土手に西に伸びる新しい道路ができましたが、旧道路は「人と自転車」の道として整備し、ベンチなども置いて、例えば「隠元橋自然道」の名称で憩いの空間としてほしいものです(写真の左が新道路。右が旧道路)。このいい例が、六地蔵から十条までつながっている山科川が参考になります。
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12月 12月の宇治川の流れは浅瀬が長く見えて静かです。
夏以降、連続した台風でいつも川のかさが増していたので 久しぶりの風景のような気がします。
さて、宇治川左岸の土手下に茶畑が続いています。
枝に白いものが たくさんついているので何だとのぞいたら茶の花でした。
なんどもこのあたりを歩いているのですが見たのは はじめてです。
これも河川モニターになって周辺をゆっくりと観察する 機会を与えていたからだろうと思います。
でも、畑周囲には空き缶やビニール袋が投げ捨てられているのには感心しません。
注意を促してほしいものです。

また、針ノ木排水場前で工事をしておられます。
針ノ木排水場て何なのか。目的は?建物のなかはどうゆう仕組みになっているのか。
建物の見学も含め、解説した看板がほしいですね。
すべては人と川とをつなげる学習の場 にもなります。
また、川には冬鴨が飛来してきています。つぐみ(渡り鳥)を見つけました。
最近では見られない鳥ですが、このあたりの環境のよさを現しているのではないでしょうか。
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1月 写真1月の宇治川川原の散策は強い寒風にあおられて身が縮こまります。
そのなかで、長くストップ(?)していた新隠元橋の架設工事が始まっています。その端の左岸のほとりに、「黄檗隠元禅師登岸の地」との碑が立っています(写真)。隠元禅師とは宇治万福寺の開祖。中国の福建省万福寺から淀川を登ってこの地に降り、当時の皇族の庇護をうけて寺院を建立したと聞いています。「隠元豆」の名称の由来も隠元和尚が中国からもたらしたとの話もあります。
このような歴史的な記念碑ですから、宇治市の協力でもっと威厳のあるものとし、歴史的に説明した看板も横に立ててほしいですね。宇治は歴史の街。その入り口である隠元橋を市民に親しみやすくして、単なる自動車優先の土木工事的な味気ない橋ではなく、歴史的景観を損なわない橋にしてほしいのですが。この提言は遅いでしょうか。

橋から上流に歩くとまたまたゴミの散乱です。ここは(写真)針の木排水機場の北20メートルのところに枯葉の捨ててあるのがありました。パトロールのとき確認ください。
写真
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2月 山科川と宇治川の合流地点から中野橋まで、右岸で護岸整地作業がすすんでいました。
これまでが草茫々の瓦礫のみちで、人も危険で歩くことができなかったのですが、
土手に立っている工事案内のイラストのイメージどおり完成すれば、隠元橋方面から
川沿いに降りて京阪桃山南口あたりまでの散歩道ができそうなので楽しみです。
これは、有識者と地元の方、行政とがこの山科川改修懇話会(正式名称ではないと思いますが)で話し合って決めてきたことが実現しているのでしょうか。いずれにしても地元市民の参画での河川改修は今後とも広がっていってほしいものです。

写真ところで、中野橋の南側に、この散歩道に降りれる階段が必要なのではないのでしょうか。
この散歩道にはどこから降りれるのか。工事途中なので階段設置がまだなのでしょうか。
春の桜が満開に咲く場所のある中野橋の南側とが階段で結ばれて、合流地点までつながれば、またとない散歩道になります。
  次に、隠元橋と京滋バイパス高架橋の真ん中、地点49の近くで不法投棄があります。
壁を撤去した瓦礫のようですが、確認してください。本当に心無い事業者には
困ったものです。刑事告発をしたとの看板も必要ではないでしょうか。ご検討ください。
先月に送ったモニターの報告地点(49)の近くで新たな不法投棄があったようです。
私がモニターをしているということで知人が教えてくれました。
報告します。
写真 写真
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3月 隠元橋から左岸の高水敷を自転車でまわりました。春です。鶯が鳴き、堤防敷では西洋からし菜が花を咲かせるのを待っています。川は、洪水を防ぐ「治水」。水道と下水道の環境を整える「利水」に加え、河川法改正で、学識経験者や地域住民団体等が参加して、地球や生物にやさしい「環境」の視点での整備がなされるようになりました。公共ダムが利水、治水に優れていると推進されていたものが、今日では莫大な事業費のわりに、その役割が期待できないと論議され、実際に計画が白紙になった自治体もあります。

写真 さて、隠元橋の南の右岸で、護岸工事(写真)が真っ最中でした。従来のようなコンクリートで固めてしまう方法ではなく、魚巣ブロック法での護岸整備のようですが、本来の自然の景観も随所に残してほしいものです。

  写真飛来する鴨類は写真のような浅瀬を好みます。川と高水敷を明確に分断してゆくのではなく、川の澱みの場所を生む、自然に近い浅瀬を残すことが水の浄化につながり生物の環境も保護できるのではないのでしょうか。今なぜ護岸工事が必要なのか。数年前に計画していたのでと漠然と継続事業としていないのか。少しばかり疑い深くなっていますが、これらを環境というキーワードでもう一度検討してはどうでしょうか。
  山科川の中野橋周囲の護岸工事している業者の方とお話していたら、階段をつけられないかとの意見があったと聞いているとのことでした。私のモニター報告が業者に伝わったのか。ありがたいと思っています。
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4月 4月某日。土手を歩くと「春の小川・・・」の歌を口ずさんでしまいそうな、川が生き返ったような明るさがあります。さて、「川に教育と文化の視点を入れよう」と題し、河合雅夫(京大名誉教授)氏が神戸新聞に寄稿しています。そのなかで印象に残る三つの言葉に下線を引きました。「川ほど無残に改変された自然はない」「川の基本は、魚をはじめ、さまざまな水生動植物の住処だということだ」「日本人は世界でも有数の川遊びの文化を発展させてきた」。そこには、人・川・文化の融合が見えてきます。春は菜の花。

写真左の写真。土手に花開く西洋からし菜のつぼみをナイフで巧みに切り取ってビニール袋に収穫していた人がいました。塩湯で、さっと茹でておひたしにすると、酒のあてにもってこいだそうです。なんとなくしゃれた光景。いつか宇治川で、子供たちを集めて、食べられる野草摘みの会を開いてはいかがでしょうか。川べりには豊かな自然がある。こんなところから実感できます。
  写真次に右の写真です。川ふちの林に隠すように不法投棄がありました。針の木排水機場と京滋バイパスとの中間点。いつものことですが、もうやめてほしいと思います。
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5月 5月のGWの季節。ツバメが巣づくりの材料である土泥を求めているのでしょうか、川原を水平に飛ぶ姿が目に付きます。鶯も陽気な春を奏でています。

写真 さて、山科川と宇治川の合流点。護岸補修工事も終わりましたが、写真のナデシコの花がポツリポツリと咲いています。その地点に住む人に聞くと、国交省の方で左岸堤防に花畑を思って噴霧器で種子を撒いたそうです。「雑草にやられるのでは」と地元への説明会のとき、懸念した意見がでていたそうですが、案の定、管理がうまくいかず、ほとんど雑草におしやられた惨状です。
  写真 むしろ左岸堤防の道路(写真)に桜の木を植えていくのはどうでしょう。地元の自治会、小学校が共に植樹に参加すれば、河川を愛する気持ちが出てくるにではないでしょうか。同じく「何か要望はありますか」と尋ねますと、高水敷道路に降りる階段がほしいそうです。なるほど、現在は46地点のみです。河川そばの道路に出たいとき、つい危うくても、草むらのなかを降りてしまうそうです。そんななか、ゆっくりと走る黄色のジープと土手ですれ違いました。早速窓越しにたずねると、河川をパトロールする国交省の車でした。毎日パトロールとは驚きです。「景観」。これもこれからの河川愛護のおおきな目標です。引き続きパトロールをお願いします。
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6月 6月に入り土手では雑草の刈り取りが始まっていました。炎天下での作業、ご苦労様です。刈り取った後は、無謀に投げ捨てられた空き缶やペットボトル、ビニール袋が散乱しています。これらが川から海に流れ、海亀などが間違って食することで命を落としてゆく。海の魚介にとって溶解しないプラスチック類はいかに自然生命系を破壊するのか。川と海の命の連鎖について解説したものも今後は掲示してはどうでしょうか。

また中・高・大学生のボランティア参加でプラ類の撤去作業に参加してもらうことでゴミマナーを学習する場を作るもの提案します。それと、右岸に立てた不法投棄の禁止看板は丸太で組んで良かったですよ。逆に目に付きます。この看板が必要になくなる事を願っています。最後に、1年間の河川愛護モニターをさせていただきありがとうございます。わたしにとって、報告をすることで河川愛護へのいい勉強になりました。

【余談】
「淀川資料館」に行ってきました。絶滅になるのではと危惧されている「イタセンバラ」を見たかったのですが、「水道記念館」に飼育されているそうです。「淀川資料館」のまえの河川は、2年前、淀川市民マラソンのときのスタート地点。きれいに整備されていたのには驚きました。今春に記念行事があったようですね。さて、その資料館に午後見学されるならば、京阪枚方駅に後戻りしてガソリンスタンドを曲がったところに七夕の天の川伝説の発祥から由来した「天の川温泉」があります。ぜひ立ち寄ってみてください。

(追加)
地球温暖化で、異常な暑さが続きます。ヒマラヤの雪解けが進めば大洪水ですが、日本も豪雪と熱帯モンスーンの気候現象が続いて、川が沈濫しやすくなってきます。川を治水することだけでなく、地球そのものの環境をかえていかないといけません。しかし豊かな先進国が叫んでも、経済後進国は一方的な主張にしかみえないでしょう。「自分たちにも自動車が毎日乗れる豊かさがほしいんだ」と主張されたとき私たちはどう答えればいいのでしょうか。「もったいない」。アフリカのノーベル平和賞の彼女のことは、豊かさのみを求めない人類共通の言葉だと思います。


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