淀川河川公園基本計画改定委員会
タイトル

1.目 的

淀川河川公園は、昭和47年度から整備を行っており多くの方々に利用されておりますが、事業を進めていく中で様々な意見もあり、これたの意見ととりまとめ淀川河川公園が果たしてきた役割などについての現状分析や評価を行い、今後の公園整備に向けた検討がなされることとなっています。

2.メンバー

淀川河川公園フォローアップ委員会

●委員名簿
<委 員>
委員長 近藤公夫 奈良女子大学名誉教授
綾史郎 大阪工業大学工学部教授
有馬忠雄 淀川環境委員会委員
今本博健 京都大学防災研究所災害観測実験研究センター教授
大西裕子 弁護士
小佐田定雄 落語作家
木村俊二郎 ラジオ大阪事業部プロデューサー
栗本智代 大阪ガスエネルギー・文化研究所所員
高崎邦子 JTB西日本広報室広報課長
槇村久子 京都女子大学現代社会部教授
森下郁子 (社)淡水生物研究所所長

<行政委員>
古澤裕 大阪府土木部長
梅原  芳雄 京都府土木建築部長
森下元之 大阪市建設局花と緑の推進本部長
奥本務 高槻市長
中司宏 枚方市長
喜多洋三 守口市長
馬場好弘 寝屋川市長
森川薫 摂津市長
牟礼勝弥 八幡市町
豊田雅 島本町長
河原崎進 大山崎町長

3.第1回委員会概要

日時: 平成13年1月10日(水)午後1時〜4時
場所: 大阪第一ホテル 4階メリディアン
議事次第: (1)淀川河川公園の現況等説明(淀川工事事務所)
(2)現在の淀川河川公園に対する委員の意見(各委員)
(3)資料説明(淀川工事事務所)
(4)討議(各委員)
4.委員からの主な意見
  1. 近畿圏における淀川の位置づけ・役割等
    • 川を考える上で、治水、利水、環境の3本柱は不可欠。
    • 治水対策は将来にわたって重要。
    • 現在の淀川の堤防は性能上決して高いものではない。こうしたことを知った上で、何に重点をおいて河川管理、公園整備を進めていくかを考える必要あり。
    • スーパー堤防事業の京都府への延伸を希望。
    • 淀川は、近畿の各地をつなぐ大きなネットワークの軸。それをつなぐのが歴史、文化、生態、交通である。
    • 淀川を淀川らしく残す、今の時代にふさわしく、かつ将来も評価されるものを残すことが必要。
    • 風格と趣のある大河川としてのイメージが不足。
    • 本当の意味の「都市河川」として日本には他にない。
  2. 淀川河川公園の評価と課題
    • 淀川らしさ・河川公園らしさ・アイデンティティ  
      • 淀川が淀川であるという感覚をなくしている。
      • 河川と一体となっているからこそ「河川公園」。
      • 今の河川公園の整備は川としての特徴を無視した平坦な整備。
      • 「河川公園」ではなく「河川敷利用公園」となってしまっている。
      • 水辺の利用にまで至っていない。川とふれあえる場所が不足。
      • 豊富にある資源を活用した集客の仕掛けが欠けている。例えば水辺にどれだけ近づけるか、また、展望テラスなどがあっても良いのでは。
      • 都市との一体性を意識した整備が必要。
      • 高水敷が冠水しないことが、淀川らしさを失っている一因。
      • 祝祭空間として、年に1回お祭りができると、魅力も高まる。
      • 河川空間は人を集めるものではない。公共事業では一見無駄であっても将来評価されるような豊かな空間を整えて欲しい。
      • 淀川は、畿内の各国をつなぐ大きなネットワークの軸。それをつなぐのが歴史、文化、生態、交通である。
      • 淀川河川公園は、オープンスペースの不足した市街地に隣接し、スポーツ・レクリエーションや安全なまちづくりに重要な役割。
      • いきいきとした河川公園はいきいきとした川が必要。
      • 舟運や観光船による集客の仕掛けがあっても良いのでは。
    • 近畿圏の公園
      • 近畿の人々にもっと淀川を利用してもらう知恵が必要。
      • 近隣住民、近畿圏の利用者、海外からの観光客の誰を対象にするかで整備は違う。
      • 利用者アンケートの中では「希望する公園の将来像」が一番大切だと思うが、地元の人と広域利用者ではこれに違いがあるのではないか。
    • 環境
      • 河川環境は、山や上流から海までの一連のつながりの中で考えるべき。
      • 特徴的な環境を残すことを考えるのではなく、総合的に考える必要あり。
      • 都市における生物の貴重な生息・生育空間。
      • 今の淀川の自然環境は先祖がつくってきた人工の自然。自然を守るために手つかずにするのは、放棄すること。
      • 自然は「当たり前のものが当たり前にある」ことが重要であり、変に手を加えるべきではない。
      • 大阪市の緑の基本計画では環境保全創出型の緑として位置づけ。
      • 高水敷が冠水しないことが、淀川らしさを失っている一因。
      • ワンドは危機的な状況。これを残すため、公園計画の中で考えていくべき。
      • ヨシ原などは生息環境が単一になっている。生物にとっては環境がバラエティに富んでいることが重要。
      • 公園の整備があまりに幾何学的であり、自然との調和を図ることが必要。
    • スポーツ
      • スポーツ施設の不足の解消をねらいとするもので、当時としては一定の意味有り。
      • 他に土地が無いからといって、河川空間をスポーツ施設として使ってきた。
      • グラウンドがあれば良いという時代は終わった。
    • 堤内地・スーパー堤防
      • スーパー堤防の活用によって公園を堤内地側に面的に拡大。
    • 学習
      • スポーツ施設の整備よりも「川は大きな教室だ」という意識で学ぶ場の整備が必要ではないか。
    • 防災
      • 淀川河川公園は、オープンスペースの不足した市街地に隣接し、安全なまちづくりに重要な役割。
      • 災害対策のための船着き場が整備されているが、こうしたものも含め、必要なものはつくっていかなければならない。
    • 景観
      • 河川からみた堤防、堤内地の景観への配慮が必要。
      • 全体を通して景色に変化がなくその場所ならではの特徴、魅力がはっきりしない。
    • 緑・季節
      • 今の河川公園は四季を感じるような楽しい整備が行われていない。
      • 芝生地はあっても、特に樹木や花など緑の豊かさが感じられない。
    • 歴史・文化
      • 他の地域とのつながりを気づかせる淀川の価値を発信できる資源が、歴史、自然。
      • 川の歴史や治水の技術などの資源にも目を向けるべきではないか。
      • 三川合流部付近は石清水八幡宮や天王山などの歴史資源も豊富。歴史街道計画にも位置づけ。
    • 施設
      • 広大な河川公園においては、レストハウスやサービスセンターなどの拠点施設が必要。
      • トイレや管理所のデザインに工夫が必要。
      • トイレは文化度の指標。堤防の外側斜面に設置してはどうか。
      • ミュージアムのような地元の人が関われる施設が欲しい。
    • アクセス
      • 誰もが公園に気軽に近づけるよう、心理的な抵抗感をなくす工夫が必要。
      • 公園への進入路が地域によっては問題有り。
      • 近畿圏の人が利用するためのアクセス、利便性の情報発信が欠けている。
    • 淀川河川公園の各地区について
      • 河川公園としての特色、それぞれの地区の特色が出ていない。
      • 地区毎に個性を持つようにし、まずは地域の人に今以上に親しまれること。
      • それぞれの地区毎に誘致対象を絞り、地区の個性を出す。
  3. 上流域
    • 京都側から見ると、淀川という一本の川ではなく、木津川、宇治川、桂川のそれぞれの川の沿川に人の思い入れがある。
    • 下流と比べて公園の整備が進んでいない。
    • 上流域においては、まだまだ河川敷を多くの人が利用できるような公園化、グラウンド整備などが希望される。
    • 三川合流部付近は、淀川の原風景を残す貴重な空間。
    • 三川合流部は、木曽三川公園に見られるような利用拠点となる施設を整備し、国民の利用に供したい。
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