淀川水系整備計画策定に向けて
た行

26.底質改善対策(ていしつかいぜんたいさく)

 底質改善対策とは、ダム貯水池の底に堆積したもの(底質)の改善を行うことを指します。
 対策方法の1例としては、土砂を取り除くことなどが考えられます。
 ダムの貯水池には、上流より汚濁負荷が流入し、ダムの湖底に沈降し堆積します。また、ダム表層部で発生した植物プランクトンなどが死滅したものは、沈降しダムの湖底に堆積していきます。
更に、上流河川より流入してくる汚濁負荷には重金属類(鉄・満願・カドニウム等)が含まれており、それらも沈降し、ダム湖底に堆積していきます。
 ダムの湖底では、夏期において底層水の酸素が不足すると、窒素やリンといった栄養塩類や鉄などの金属が溶出してきたり、硫化水素臭(卵の腐った臭い)が発生することがあります。
 ダム管理者は、ダムの底に堆積したもの(底質)を毎年定期的に採取・分析を行い、データの蓄積を図っています。
 その結果何らかの対策が必要と判断された場合においては、ダムの底に貯まった堆積したものを取り除くなどの対策を検討することとしています。
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底泥の採取
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分析試料の作成
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27.底質モニタリング(ていしつもにたりんぐ)

 「底質」とは、河川、湖沼、海洋等水環境の水底の表層土及び岩盤と、流域から流入した土砂や側溝からの不溶物が沈殿・堆積したものをいいます。陸上の流入物は、人間の生活様式の変化や産業の発達により、有機物や有害物質が高濃度に含まれ、堆積した底質にも大きく環境影響を及ぼします。
 また、「モニタリング」とは、一般的に、特定の地点(定点)で、特定の物質を毎回同じ調査手法で、長期にわたり調査して、その変化を把握することをいいます。 (出典:EICネットホームページ)
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28.低水護岸(ていすいごがん)

 通常の河川の状態で水が流れている箇所である低水路の流れが乱れるのを防ぐとともに、水が流れることによって高水敷が削られる『洗掘』を防ぐため、低水路の岸に造られる護岸のことです。
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29.低水路(ていすいろ)

川には洪水時と平常時の流れがあります。
 低水路とは、平常時の水を主に流す川の部分をいいます。
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30.底層水(ていそうすい)

 底層水とは、ダム貯水池や湖沼等において、深いところ(底のほう)にある水のことです。ダム貯水池では、夏期に水温躍層が形成されると鉛直方向に水が移動しにくく、水が混ざりにくい状態となります。そのため、酸素を多く含んだ表層の水は、底層部に届かなくなります。
底層部では、堆積している有機物等が分解される時に酸素が消費されますが、酸素の供給が行われないため、次第に酸素の量が減ることになります。その場合、底層水では、窒素やリンといった栄養塩や、金属類(鉄、マンガン等)が水に溶けだしてきたり、硫化水素臭(卵の腐った臭い)が発生することがあります。
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31.堤内地・堤外地(ていないち・ていがいち)

 堤外地とは、堤防より河川側の土地をいいます。その反対側、すなわち田畑や家屋など堤防によって護られている側の土地を堤内地といいます。
 これは、昔、村落を堤防で囲み、洪水から村落を守ったことに起因しています。
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32.堤内地盤高(ていないじばんだか)

 堤内地盤高は堤防に隣接する住宅や耕作地の土地の地盤高をいいます。
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33.堤防(ていぼう)

 河川の流水を安全に流下させることを目的として、河岸などの、左右岸に連続して築造します。主として、長い年月をかけて土などを盛り上げて築造するのが一般的ですが、場所によっては、コンクリートなどで築造することもあります。
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34.堤防が高い(ていぼうがたかい)

 概ね家屋の2階建てを上回る高さの堤防を「堤防が高い」と定義しました。
 堤防が高いと、より多くの水を止める事ができますが、堤防の高い所で堤防が壊れると、大量の水が一気に押し寄せて来るので、甚大な被害が発生します。
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35.堤防天端(ていぼうてんば)

 河川の水を一定の流路(りゅうろ)の中にとどめて流すため、 その区域外に氾濫(はんらん)させないように川の左側と右側に築く、 土やコンクリートなどでできた堤の最上端のことをいいます。また、散策路や高水敷へのアクセス路として利用される他、常時の河川巡視又は洪水時の水防活動等に利用されます。
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36.堤防天端の亀裂(ていぼうてんばのきれつ)

 堤防天端において、亀裂が入ることを言います。なお、原因が不明なことも多いですが、地震や地盤沈下、又は築堤時に良質な材料を使わなかった事などが考えられます。
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37.堤防法線(ていぼうのりせん)

 草津川流域の金勝山(こんぜやま)一帯は、田上山(たなかみやま)同様山林の乱伐等によって荒廃し、豪雨のたびに地表土が流出し、裸地になったものと思われ、下流住民らは過去幾多の土砂災害に悩まされてきました。
 明治政府はオランダから技術者(ヨハネス・デ・レーケら)を招き、彼らの指導により草津川のみならず、淀川水系全体にわたって砂防計画を立案しました。計画では、荒廃した山腹での工事のほか、床固工、堰堤工、護岸工などの渓流での工事も取り入れられています。
 オランダ堰堤は、草津川上流に設置された石積みの砂防堰堤で、明治22年にデ・レーケの指導のもと、日本人技術者、田邊義三郎(たなべぎさぶろう)が設計したとされています。堰堤の高さ7m、長さ34mで、今も砂防堰堤としての機能を十分発揮しており、招いたオランダ人技術者にちなみ、後の世の人が「オランダ堰堤」と呼ぶようになったようです。
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天端の亀裂状況
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亀裂の調査
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