淀川水系整備計画策定に向けて
さ行

53.水閘門(すいこうもん)

 水門と閘門の総称のことで、広い意味で樋門、樋管、堰、排水機場等すべての施設を総称して言う場合もあります。
 なお、水門は河川等(支川)が合流する河川(本川)の堤防を分断して設けられるもので、閘門は、水位の違う河川を船舶が行き来するための施設です。
写真
新宮川水系熊野川(鮒田水門)
【50音順インデックスに戻る】

54.水衝部(すいしょうぶ)

 河川が蛇行している場合、洪水時の水の流れはカーブの外側に力が多く働き水の流れが強くなります。この水の流れが強くあたる部分を「水衝部」といいます。「水衝部」は局所的に深く洗掘されている場合が多く、この部分を保護しなければ、堤防まで削り取られるおそれがあり、破堤につながりかねません。
写真
【50音順インデックスに戻る】

55.水制(すいせい)

 川を流れる水の作用(浸食作用など)から河岸や堤防を守るために設置される構造物で、水の流れに直角に近いものや平行に近いもの等いろいろあります。また、構造としても水が透過するものや、透過させないように作られたもの等、求められる機能に応じていろいろな形状・構造のものがあります。淀川では、明治の初め、ヨーロッパから導入された「粗朶水制」という技術で水制が造られましたが、この水制を使うと水の流れは、木の小枝の間を通ることができ、穏やかに川の流れを曲げることができました。この水制で囲まれたところに土や砂がたまり、その上に水際を好む木や草が茂り、現在のワンドの元の形ができました。 
写真
【50音順インデックスに戻る】

56.水制群(すいせいぐん)

 水の流れに対する障害物となって、流水を河川の中心方向へ押しやり流れを緩やかにし、水の流れる力による川岸付近の浸食を防ぐための、川岸より川の中心部に向けて突き出し設置する構造物の群のことを指します。 
 堤防を洗掘から守ったり、取水や舟運のために設ける構造物で、その大きさや間隔は河川の特質に応じて決定します。

イラスト

【50音順インデックスに戻る】

57.水防活動(すいぼうかつどう)

 水防活動は、越水、破堤等による水害が予想され、もしくは水害が発生した際に、堤内地に住む住民の生命や財産を水害から守るために、地域住民によって結成された水防団や消防団が中心となって行う活動のことをいいます。
 最近は、水防団員の高齢化や、サラリーマンが増え水防団員のなり手が不足するなどの問題を抱えています。
写真
【50音順インデックスに戻る】

58.水防警報(すいぼうけいほう)

 水防法に定められており、あらかじめ指定した河川において、洪水又は高潮によって災害が起こるおそれがあるとき、河川管理者が自治体に対して、水防を行う必要がある旨を警告するための情報のことをいいます。
図
【50音順インデックスに戻る】

59.水陸移行帯(すいりくいこうたい)

 河川、湖沼の水面と地表面が交わるところです。
 具体的には陸地と湖沼との境界などをいい、隣接する二つの世界を結んで生物の活発な営みが繰り広げられ、その地域全体の生物多様性を高める上で重要な役割を果たしています。
 水域・陸域が入り組み多様な環境のある場で、生物の生息・生育環境上重要な役割を果たしています。

移行帯イラスト

【50音順インデックスに戻る】

60.水利権(すいりけん)

 河川などの水を排他的・継続的に利用できる権利です。水力発電用水利権、農業用水利権、水道用水利権、工業用水利権など使用目的により区分されています。また、農業用水利権には、歴史的な経緯の中で成立した水秩序が社会的に承認を得た「慣行水利権」と新河川法(1964年施行)に基づいて河川管理者から許可される「許可水利権」とがあります。
【50音順インデックスに戻る】

61.水利権量(すいりけんりょう)

 水利権の許可内容の内、許可された取水量又は使用水量をいいます。なお、水利権の目的(発電用水、農業用水、上水道、工業用水等)により取水口毎に最大取水量(m3/秒)、1日最大取水量(m3/日)、年間総取水量(m3/年)、最大使用水量(m3/秒)等が必要に応じて定められます。
【50音順インデックスに戻る】

62.砂河川(すなかせん)

 川の上流側、山に近いところでは川底の傾きがきつく、水の流れは急で、川底にある石の大きさは人よりも大きいことがあります。川の下流側、海に近いところでは川底の傾きはほとんどなく、水の流れは緩く、川底には石よりも砂や泥が多くなります。
 普通なら上流から下流に向かってだんだん川底の石の大きさが小さくなっていくはずですが、川の中では中流で川底が砂ばかりのところがあります。そういう川を砂河川といいます。
 砂河川では、砂が上流から流れてくることと、砂が下流に流されること、その場所で砂が貯まることとがそれぞれ釣り合って、いつもその場所に砂がたまっている状態になっています。
写真
【50音順インデックスに戻る】

63.制限水位(せいげんすいい)

 洪水調節を目的とするダムのなかには、洪水期に洪水調節のための容量を大きくとるために、洪水期に限って常時満水位よりも水位を低下させる方式を採用するダムがあります。
 このような場合に、保つ水位を「制限水位」といいます。
 一般的には「洪水期制限水位」といい、「夏期制限水位」と呼ぶこともあります。
イラスト
【50音順インデックスに戻る】

64.生物指標(せいぶつしひょう)

 生態学的によく研究され、生息できる環境条件が限られていることが判明している生物(指標種もしくは指標生物という)の生息状況や変化などを参考にして、ある地域の環境の質などを類推・評価することをいいます。1984年、環境庁(現環境省)は建設省(現国土交通省)とともに、水質などの環境の状態を調べるために生物指標による河川の水質階級マップを作成することを発表しました。水の汚れを指標する種として、カワゲラやサワガニ、エラミミズなどの生物を示し、サワガニがいれば「きれいな水」、エラミミズがいれば「大変きたない水」というように評価しました。生物指標を使った調査は、高価な測定機械や実験技術を必要とせず、しかも測定時ばかりでなく長い期間の環境の質を類推・評価できるとされます。しかし、その反面、水質に関する生物指標の場合、捕食など水質以外の様々な要因の影響も考えられるので注意が必要です。 (出典:EICネットホームページ)
写真
国土交通省の「水生生物による水質の簡易調査」による生物指標
【50音順インデックスに戻る】

65.堰(せき)

 農業用水・工業用水・水道用水などの水を川から取水するために、河川を横断して設置される施設です。堰のゲートを操作することにより、取水するための河川水位の調節や洪水時に洪水を流すための調節を行います。頭首工(とうしゅこう)や取水堰(しゅすいぜき)とも呼ばれます。堰を水門と混同される場合がありますが、ゲートを閉めたときに堰は堤防の役割を果しません。
 一方水門は、高潮時に閉じて災害を防止したり、灌漑用水を取り入れたり、不必要な水を排水したりすることを目的として、堤防などに設けられた施設です。
写真
(淀川大堰)
写真
(伝法水門)
【50音順インデックスに戻る】

  back  
淀川モバイルネットサイトマッププライバシーポリシーヨドリバーネット(リンク集)