淀川水系整備計画策定に向けて
か行

56.既存水資源開発施設の再編(きぞんみずしげんかいはつしせつのさいへん)

 既存の各水資源開発施設における、
  • 下流の河川環境の改善が必要。
  • 貯水池内における水質の悪化が懸念されている。
  • 少雨化傾向による利水安全度の低下。
  • 水需要の減少傾向や取水実態の変化。
  • 下流河川改修状況により治水効果を十分に発揮できない。
  などの状況を踏まえ、水資源の有効活用を行うと共に、既存の貯水池容量を効率的に再配分することで、河川環境改善効果、利水機能、洪水調節効果の向上を図るものです。

イラスト

【50音順インデックスに戻る】

57.狭窄部(きょうさくぶ)

 地形の特性上、上下流よりも特に川幅が狭くなっている箇所を狭窄部と呼んでいます。一般的に洪水時には狭窄部で流水が妨げられ、その上流で河川の水位が上昇しやすくなるため、浸水被害が発生しやすい状態になります。
写真
岩倉峡(木津川)
写真
鹿跳渓谷(瀬田川)
写真
保津峡(桂川)
【50音順インデックスに戻る】

58.狭窄部の開削(きょうさくぶのかいさく)

 狭窄部とは、地形上局所的に河幅が狭く、水がスムーズに流れにくい箇所のことです。大雨によって洪水が発生した場合、その部分が洪水の流下阻害の原因となり上流側では浸水被害が起こる可能性があります。また、その浸水の危険性を解消するために狭窄部の開削を行った場合、下流側の流量が増加するため、今度は、下流部の破堤を招くおそれがあります。そのため、狭窄部の開削を行う場合は、下流部の河川整備の進捗状況や上下流部の治水対策等を充分に考慮した上で行わなければなりません。

イラスト

【50音順インデックスに戻る】

59.協働(きょうどう)

河川管理者と地域住民・住民団体等がそれぞれ役割を持って、相互に協力・補完しながら事業を進めていくことです。
(例)
 写真いがうえの大戸川(おおとがわ) 生活排水浄化パートナー協議会
大戸川には、三重県上野市の家庭からの排水が流れ込んでいます。むかしはきれいだった川の水も、上野市の人口の増加につれてよごれが目立つようになり、今では大変よごれてしまいました。そのため、大戸川の水をきれいにしようと、市民のみなさんと行政(国・県・市)の人たちが手を組み、実験施設を建設し、住民が維持管理するとともに、「川を美しくし、生活排水をきれいにしよう」というよびかけ活動を行い、川全体がきれいになるように取り組んでいます。
表
【50音順インデックスに戻る】

60.橋梁(きょうりょう)

 橋梁とは、交通路を連絡するために河川や湖沼などの上に架設する構造物をいいます。一般には「橋」と呼称しています。
 淀川下流では、道路、鉄道、水道(水管橋)などがあります。

写真

【50音順インデックスに戻る】

61.許可工作物(きょかこうさくぶつ)

 河川区域内の土地(民地を含む)に構造物を設置しようとする場合には河川法第26条の許可を受ける必要があります。このように許可を受けて設置した構造物を許可工作物といいます。
 代表的なものとしては、橋梁や用排水樋門等の構造物や、河川公園等があります。
 また、河川法は地上だけでなく地下にも係ることから、地下鉄や共同溝等も許可工作物となります。

イラスト

【50音順インデックスに戻る】

62.魚道(ぎょどう)

 川で生まれ海へ降り再び川へ遡るアユやサケ、テナガエビや、海で生まれ川へ遡り、産卵のために再び海へ降るウナギやモクズガニ等、このように、海と川を往き来する生物が多くいます。また一生を川で過ごす生物でも、季節や成長に応じて川の上流や下流へと移動しています。しかし、この川の途中に堰やダムなどの構造物が造られると、この通り道は遮断されたり、通りにくいものになります。
 そこで、このような構造物に特別な水路や装置を設けて、往き来できるように造られた通り道が「魚道」です。以前は遊泳力のある魚しか通れない魚道が多かったのですが、現在では、様々な魚類等に配慮した形式の魚道、より自然の河川の姿に近い形式の魚道が開発されて、河川の生態系保全に大きな役割を果たしています。
写真
遡上するアユ
写真
階段式魚道
写真
せせらぎ型魚道
【50音順インデックスに戻る】

63.魚類等の遡上や降下(ぎょるいとうのそじょうやこうか)

 アユ、鮭などの魚類、テナガエビ、モクズガ二などの甲殻類などの一部には、川で生まれ海へ降り再び川を遡ったり、海で生まれ川を遡り再び海へ降りるなどの生態をもっています。このように、河川を遡ることを「遡上」、降りていくことを「降下」といっています。
【50音順インデックスに戻る】

64.緊急用河川敷道路(きんきゅうようかせんじきどうろ)

 緊急用河川敷道路は、地震等による市街地道路の交通混乱時に災害復旧車両の代替輸送路として復旧・救援に要する人員・物資の輸送を目的とした道路です。また、平常時には河川巡視や河川工事などに使用します。

写真とイラスト

【50音順インデックスに戻る】

65.近年の少雨化傾向(きんねんのしょううかけいこう)

 全国51地点における、1901年から2000年までの100年間の年降水量は、北海道や西日本の一部を除くほとんどの地点で、長期的には 減少傾向にあることが認められる。特に、東北南部から紀伊半島にかけては、100年間で10%以上の大きな減少率を示している地点が多いです。
 日本全体の年降水量を平均値で見ると長期的には減少傾向にあります。

イラスト

【50音順インデックスに戻る】

66.くらわんか船(くらわんかせん)

 くらわんか船は、枚方、高槻を通る三十石船に漕ぎ寄せていき、食べ物やお酒を売る小さな船のことです。
 柱本(高槻市)にあった茶船が、「飯くらわんか、あん餅、ごんぼ汁くらわんか」と土地の乱暴な言葉で、不作法な商売を行っていましたが、その独特な言葉遣いが、かえって旅人には人気があったようです。
 枚方のくらわんか船は、もともと柱本の茶船の一隻が枚方に移ったのがその始まりとされていますが、のちに、枚方が柱本をしのぐほどになり、事実上枚方が独占権をもつようになりました。
 また、くらわんか船では食べ物を入れる容器として「くらわんか茶碗」が使われ、回転寿司のように、食べた茶碗の数・大きさによって料金の計算を行いましたが、代金をごまかすために、食べ終えた茶碗をこっそり淀川に捨てる人もいました。この当時の茶碗が川底から見つかることがあります。

写真

【50音順インデックスに戻る】

67.計画高水流量(けいかくこうすいりゅうりょう)

 基本高水流量を河道(河川)が受け持つ流量と、ダムや遊水池による洪水調節(ダムや遊水池の貯留)で受け持つ流量に配分したものの内、河道が受け持つ流量で治水の計画の基礎となります。

イラスト

【50音順インデックスに戻る】

68.計画対象規模以上の洪水=超過洪水(けいかくたいしょうきぼいじょうのこうずい=ちょうかこうずい)

 これまでの治水事業は、ある規模の洪水を対象(例えば降雨確率1/50)とし、その洪水を防ぐために必要な計画を定め、これに基づき河川工事を実施するという方法により進められてきました。しかしながら、洪水は自然現象である降雨に起因するものである以上、きわめて規模の大きな洪水、すなわち、計画の規模を上回る洪水が発生する可能性が常に存在しています。そのような洪水が計画対象規模以上の洪水です。
【50音順インデックスに戻る】

  back  
淀川モバイルネットサイトマッププライバシーポリシーヨドリバーネット(リンク集)