淀川水系整備計画策定に向けて
あ行

1.アオコ・淡水赤潮(あおこ・たんすいあかしお)

写真 富栄養化に伴い起こる現象のひとつに水の華というのがあります。
 水の華は、植物プランクトンの異常増殖によって水の色が変化する現象であり、水の色は増殖する植物プランクトンの種類によって異なります。
 アオコ及び淡水赤潮は、ともに水の華の一種ですが、わが国ではアオコによる水質障害の事例が多く、しばしば水の華とアオコが同義に扱われます。
 アオコの原因となる植物プランクトンは、藍藻類であり、水面が抹茶をまいたようになるのでこのように呼ばれます。
 淡水赤潮の原因となる植物プランクトンは、植物性鞭毛虫類で、水面が赤〜褐色になるのでこのように呼ばれます。
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2.アクションプログラム(アクションプログラム)

 アクションプログラムとは、実行に移すための具体的な計画を意味します。
 ここでのアクションプログラムとは、水質管理を強化するための具体的計画のことです。例えば平常時における監視地点、監視項目の計画、油や化学物質等の流出事故が起こった場合の関係機関連携での対応計画などが考えられます。
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3.洗堰(あらいぜき)

 「洗堰」は、琵琶湖周辺の浸水被害軽減、琵琶湖の水位維持、下流宇治川・淀川の洪水流量の低減、流水の正常な機能の維持、並びに水道用水・工業用水・農業用水の供給を目的として、昭和36年に瀬田川に設置されたもので、本堰と、バイパス水路(平成4年に琵琶湖総合開発事業により設置)からなっています。
 「南郷洗堰」とは、明治38年に琵琶湖・淀川の洪水被害を軽減するために設置された旧洗堰を称しています。旧洗堰は、新洗堰の築造により撤去されていますが、一部分が史跡として当時のまま残されています。
 堰とは、農業用水・工業用水・水道用水などの水を川からとるために、河川を横断して水位を制御する施設で、頭首工(とうしゅこう)や取水堰(しゅすいぜき)とも呼ばれます。堰を水門と混同される場合がありますが、ゲートを閉めたときに堰は堤防の役割を果たすものではありません。
 洗堰とは、堰の中で可動装置が備えられていない堰を、一般的に洗堰と呼んでいますが、南郷洗堰や大河津分水洗堰など固有名詞化したもの中には、可動部を持つものもあります。
瀬田川洗堰の沿革
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4.安定供給確保への努力(あんていきょうきゅうかくほへのどりょく)

 上水・工水・農水等の各用水を供給しようとする事業者は安定的な水供給の確保を行うため、需要予測水量に対して、自己水源にて不足するなどの場合、水資源開発施設により水源を確保することとなり、このための施設投資が必要となることです。
 水資源開発は、河川維持流量及び既存の水利使用に影響を及ぼさない開発を必要とし、施設の規模や施行条件等の違い等を有することから、一般に同水量の開発に対する施設投資は、同一水系内では後発の水資源開発施設の方が高額となる傾向を有しています。

【水資源開発に参画している機関】

水資源開発に参画している機関
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5.維持修繕(いじしゅうぜん)

 堤防や施設の目的を達成するための機能を確保するため、除草や点検、巡視を行うことを「維持」といい、補修の必要な河川管理施設等を修復することを「修繕」といいます。なお、「維時修繕」とは、良好な河川管理を実現するため、施設の維持管理や修繕を実施し、適正に保つことです。
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6.維持流量・確保流量(いじりゅうりょう・かくほりゅうりょう)

 舟運、漁業、観光、流水の清潔の保持、塩害の防止、河口の閉塞の防止、河川管理施設の保護、地下水位の維持、景観、動植物の生息地又は生育地の状況、人と河川との豊かな触れ合いの確保等を総合的に考慮し維持すべきであるとして定められる流量のことを維持流量といい、維持流量に既に水道水や農業用水等の取水のために確保している流量を合計した流量のことを確保流量といいます。
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7.異臭味障害(いしゅうみしょうがい)

 水道水の臭味(臭気および味)が異常な場合を言います。上水関係で問題になっているのがカビ臭で、その原因物質としてジオスミンと2-メチルイソボルネオールが一般的に知られています。浄水処理でも完全な脱臭は困難であり、これらの物質は、土中の放線菌や、藍藻類のうちフォルミディウム属などに属する、ある種のプランクトンや付着藻類によって生産されます。
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8.異常渇水時(いじょうかっすいじ)

 渇水とは降雨がないために水が涸れることを示す一般的な概念です。通常のダム開発による利水容量は概ね10年に一度生じる渇水でも水を安定して補給できる計画となっています。(利水安全度1/10)
 異常渇水とはこの計画を上回り利水容量が不足するような渇水をいいます。
写真
浮御堂の渇水状況(1994)
写真
琵琶湖の渇水状況(1994)
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9.イタセンパラ(いたせんぱら)

写真 イタセンパラは日本固有のコイ目タナゴ類の淡水魚で、9月から11月に産卵します。この時期オスの体は虹のように鮮やかな婚姻色があらわれ、メスの腹からは産卵管がのび、その産卵管をイシガイやドブガイに差し込み、貝のえらの中に卵を生み付けます。卵から生まれた仔魚は貝に守られながら冬を越し、次の年の5月頃貝から泳ぎ出てきます。仔魚はエサが多くて安全な浅い水辺で育ち、その年の秋には産卵が出来るほど大きくなります。成長したイタセンパラは藻類を食べます。
国内では富山県、木曽川、そして淀川の一部で生息していることが確認されています。
 昭和49年には「文化財保護法」に基づいた「国の天然記念物」に、平成7年には「種の保存法」に基づいた「国内希少野生動植物種」に指定されています。
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10.一連区間整備(いちれんくかんせいび)

 一連区間とは、工事の施工範囲全体を一つのまとまりとしたものです。その一連区間において、計画された事業を進めることを一連区間を整備するといいます。

一連区間整備図

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11.一級河川(いっきゅうかせん)

 一級水系に係る河川で、国土交通大臣が指定した河川をいいます。
 またこの指定された河川には、国土交通大臣が管理する指定区間外区間(直轄管理区間:河川法第9条第1項)と都道府県知事に管理を委任する指定区間(河川法第9条第2項)とがあります。一級河川は、一級水系のみに指定されるので、一級河川に指定されている水系に二級河川が指定されることはありません。
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12.一級水系(109水系)(いっきゅうすいけい)

 国土保全上または国民経済上特に重要な水系で、政令で指定されたものをいいます。一級水系の管理は基本的に国土交通大臣が直接行います。
 一級水系は現在、全国で109水系あり、淀川水系はこのうちの1つで、流域面積では全国で7番目の広さです。
一級水系マップ
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