淀川水系整備計画策定に向けて

住民説明 会開概要

円卓会議総括報告
1.実施内容
  1. 提出された意見は全部で60通あった。
  2. 円卓会議の概要:淀川河川事務所の管内は広く、状況も地域毎に異なるので、3日間、4会場(大阪市天満橋、京田辺市、枚方市、京都市,各会場とも、日曜日の午後、3時間程度)で行い、延べ32人が意見を発表・議論した。
  3. 意見発表者の選択においては、時間的な制約から、総数で8名ぐらいが適当であると判断し、意見書の内容を検討して、原則として積極的利用を主張する方と、保全復元を主張する方とが人数的にバランスするように心掛けた。また若者と女性は応募数が少ないので、できるだけ優先して選択させていただいた。また、選択されなかったが会場にこられていた方には、優先的に会場での発言をお願いした。毎回、会場からの発言も相当数いただくことができた。
2.円卓会議を行った意義
  1. 初めての住民による円卓会議であり、このような機会を通じて相互の理解が若干なりとも進む可能性があることが認められ、開催したこと自体に相当な意義があったのではないかと思われる。
  2. また、論議を進めるなかで、「河川敷の利用は縮小を基本とする」という基本方針に対する一般の人の理解はまだまだ不十分であり、なおさまざまな方法でPRすべきことが明らかになった。
3.出された主な意見とファシリテータの感想
  1. 河川敷利用者の意見としては、二つの意見があることが明らかになった。
    1. 堤内に施設が無いから、河川敷を利用せざるを得ないとするもの。この方々には、場所が無くなるという危機感がつよくあり、現状を死守するとの意見まであったが、同時に、他に行く場所さえあれば出ていく気持ちはあった。
    2. 都市河川の空間は、本来、公園や花壇、芝生、農地等として、例えばパリのセーヌ河畔のように、都市的な利用をすべきであるというもの。この御意見は保全・復元と真っ向から対立する考え方であり、着地点を見つけるために相当な論議と理論的な考察および具体的な技術や手法の開発が必要であると思われた。
  2. 積極的利用を主張する方には、なお利用を拡張すべきとの意見(例えば枚方地区、京田辺地区)もあったが、これ以上の河川敷利用はすべきでない、現状凍結ないしは若干の縮小は必要との意見が各地区とも利用者側からかなり多く出されており、この点は大いに注目すべきであると思われる。
  3. 保全・復元を主張する意見には、淀川生態系滅亡の危機感がつよく感じられ、復活を急がなければならないとしながらも、いま直ちに全面的に利用を停止すべきというわけではなく、一歩一歩着実に進めるべきとの意見が多かった。
  4. 中間的な意見として、生態系の保全の必要性を十分認めた上で、ある程度の都市的・施設的利用も認めるという、両立を求める意見も複数あった。
  5. 意見の土台がまちまちで、議論がなかなか噛み合わなかった点は否めない。
  6. 当初は自分の意見を言うだけで、他人の意見に耳を傾けようとしなかった人も、議論が進む中で、相互に新しい発見があって若干改善された事例も見うけられた。
  7. したがって、今後なお議論を深めて行くことにより、両者の歩み寄りの余地はあると判断された。
4.今後の方向
  1. 一定の結論を導くためには、円卓会議をなんらかのかたちで継続する必要があると思われる。
  2. その場合、共通の土台を得るために、たとえば今回の意見発表メンバーに再度参集していただき、現場を視察した後に議論を行うという方法はどうであろうか。
  3. さらに次なる展開としては、(1)「河川敷の利用は縮小を基本とする」という基本方針に対する是非、(2)河川毎に「河川保全利用委員会」を設け事案毎に同委員会で議論するという方法についての是非、を具体的に提示し、議論することが河川整備計画を具体的に進めて行く上で重要であると思われる。

back   menu    

淀川モバイルネットサイトマッププライバシーポリシーヨドリバーネット(リンク集)