淀川水系整備計画策定に向けて

環境

ご意見 昭和28年13号台風の宇治川決壊時の脅威

謹啓

 昭和28年10月25日夜半、淀川観月橋下流左岸の堤防が決壊致し、向島の平屋建て家屋の鴨居10p下まで泥水に漬かりました。

父は京都の中京で友仙染業を営み、大東亜戦争の煽りで、昭和18年廃業致し、向島の平屋建ての持ち家え転宅しました。その父はなかなかの凝り性で家財道具類は、他家に遊びに行きますと、子供心にも違いがわかる、上級品でした。

当時は元気で、空地に富作や(京都近郊の農家に生まれた)鶏やあひるを飼っておりました。それらの財産を一切失ったのです。家財すべてに加え、家屋も浸水部は壁土も落ちて下地の竹のみになってしまい住める様に復原するのは大変な事でした。身心は表裏一体と申します。

この衝撃で3か月後の翌年1月25日77才で父は他界しました。

さて、これからが本番です。
現状河川敷に自生し密生している森林の如き樹木(写真御参照)。水の流れを阻害します。加えて増水時には上流より、いろいろな物が流れて来て、この自生した林の木に、からみついて、川の流れは尚一層妨害されます。

そして堤防より溢水:決壊につながる不安、心痛は、取り越し苦労ではなく、実際に起る可能性充分と思います。これを考えますと不安、心配、心労で、心は千々に乱れます。

1昨日も和歌山県等近畿南部地帯に「大雨・洪水警報」が発令されておりました。
河川敷の森林(写真御参照)を期限を切って除去(伐採)して下さいますよう、何卒何卒伏してお願い申し上げます。

この河川敷に来る小鳥や小魚を楽しまれている人々がおられると聞きますが、伐採反対を叫ばれるやも知れません。
しかし人命と全財産の消滅とを比較して軽重をご判断下さい。

又河川の景観上も好ましいと思えません(写真参照)。 昭和28年に比べますと、私共の現在の生活は比較できぬ程、変化しております。ラジオがテレビションに、或は電気冷蔵庫、キッチン設備、更に書籍、衣類等 淀川左岸の住民は昭和28年に比べますと10倍以上も増えておるのではないでしょうか。この多数の人々の生命と財産をお守り下さい。これが政治、行政の基本ではないでしょうか。 

河川敷の森林地帯に○年○月○日より・・・の間に伐採除去すると看板を立てて公示し、何卒何卒至急に森林を撤去下さいまして本来の治水の姿を取り戻して下さいますよう。私共が安心して生活できますよう。重ねて伏してお願い申し上げ失礼させて頂きます。

敬具

ライン
回答

昭和28年13号台風の宇治川決壊時の脅威など体験された人でしかわからない、貴重なご意見有り難うございました。

ご意見にある、治水上支障となる河道内樹木については、繁茂の状況や河川環境の保全に配慮しつつ、災害防止の観点から樹木群拡大防止等適正な対策を実施して参ります。

昨年は、淀川流域に大きな被害をもたらした昭和28年の台風13号災害から50年経ちました。水害の記憶が風化しつつある今こそ、改めて洪水の実態を若い世代に伝えていく必要があると思っています。是非、洪水の記録の写真や、体験等をお寄せいただければと思います。

これからも川に関することなど、どんなことでも結構ですからご意見を頂ければ幸いです。


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